2018年7月16日月曜日

山の中の養蚕

日本中が養蚕(ようさん)に力を注いでいた明治期、只見地方でも各集落に養蚕工場が建ち、生糸が横浜に送られたと書かれています。

その頃使われたのでしょうか、「糸取り機械」と「糸繰り返し機械」がこの山の中、毘沙沢にも残っていました。
残念ながら気が付いた時は写真の状態でしたので、保存は出来ませんでしたので記録に残します。
残された2つの機械
「会津只見の民具」より

「会津只見の民具」から

都会で育った私は、教科書で学ぶだけでしたので、このような山の奥で過去に生糸の生産がされていたことに今更ながら驚きます。

こうした機械は町場で作られ、山道を遠路運ばれてきたのでしょう。
ですから、役目を終えても簡単には処分できず、大切に保管されていたと思われます。
糸繰り返し機械

木製機械の詳細

詳細(輪車は朴の木と思われる)

明治期の日本の産業はこうして多くの人々によって支えられていたのですね。
そして、日本の末端が元気だったことに感心します。

2018年7月10日火曜日

暑い中で

お隣の岩〇さんと、暑い中でひと働き。
だいぶ片付いてきました。
今朝の仕事始め

水分補給

夕方の土蔵

2018年7月6日金曜日

家具の里帰り

8年前に霞が関ビルの中に置いて頂いた椅子が今日里帰り。
4月16日に伺ったときにチェックし、修理をお願いしていました。

木製の椅子ですから、木部の乾燥には十分注意したつもりでしたが、東京のビルの中の環境は想像以上に厳しいものが有ったようです。
霞が関ビルの中に置かれていたた椅子・・4月16日

公共のロビーに置かれていましたので、多くの方に座って頂いたのだと思います。
背の皮革は十分に貫禄が出ています。
でも、心配していたペーパーコードの座は思いのほか傷んでいませんでした。
里帰りした椅子

さて、どのように修理をするか。
今後の事を考え、楽しみながら取り組みたいと思います。


2018年7月1日日曜日

気晴らし

山の中の生活はとても快適ですが、時に気晴らしが必要。
8月は混雑するので・・・と、今の時期に計画しました。

毘沙沢から車で2時間ほどの羽鳥湖湖畔のリゾート地へ出かけました。
広大な展望と管理された自然環境は、昔は蓼科などで良く体験しましたが、何だか久々・・・。
レイクサイドビラ

今回宿泊したドームコテージ
今年から試行中のグランピングサイト

私には物足りないのですが、富美恵には好評でした。
都会人は、このように管理された自然を心地よいと感じるのかもしれません。

温泉に浸かり、少々食べすぎましたが、良い時間を過ごしました。
ちなみに6月28日は私の70歳の誕生日でありました。

その後、例年を大きく上回る高温注意報の中を柏に移動し、柏の葉吹奏楽団の練習に参加。
柏の葉吹奏楽団の公開練習
工房毘沙沢の柏展示コーナー(ブックス・スズキ)にご挨拶。
工房毘沙沢の柏展示コーナー

冷房の効いた部屋でのんびりして、明日、仕事が待つ毘沙沢に戻ります。

田舎暮らし、これを長続きさせるためには、こうした息抜きを前向きに取り入れることが必要かもしれません。


2018年6月25日月曜日

毘沙沢がにぎやか

この季節は山が元気、毘沙沢も元気。
こんな山の中ですが色々な方の訪問があり、ここ数日賑やかです。

「子供が育てば まちが育つ」とのコンセプトで、遊びを通して子供たちの生きる力と、未来に続くまちの根っこを育て行動する皆さんの訪問がありました。
「ただみMOKUIKUプロジェクト」を考え、実現するため、わざわざ毘沙沢の山の中まで訪ねて頂きました。

木工に少しは体験を持ち、建築にも少々知識と経験がある・・・そんなことで少しでもお役に立てればと思います。
予定をオーバーして、夢のある話に花が咲きましたね。
ありがとう・・・面白いプロジェクトに仕上がると良いですね・・・またお出かけください。

木工機械の樋口さんが、わざわざ宇都宮から研ぎ上がった刃物を携えて来てくれました。
久々に、我が家の機械をチェック。

お隣の岩〇さんと・・お茶・・・。
都会のお話など伺いました。
2人で家の前の蔵の片づけなどしています。
解体にも我が車が活躍します

そうそう、ニホンカモシカの訪問もありました。
毘沙沢在住のカモシカです

毎年南の国から子育てに飛来するブッポウソウも元気に飛び回っています。
遠路奥会津を目指して来てくれるんですね・・ありがたい

あ、そうそう、こんなに綺麗なものを届けてくれたお友達もいたんだっけ。
山奥の暮らしは、少々ですが魅力的、そして忙しい。

2018年6月19日火曜日

切り分け作業一段落

6日に書いてから、しばらく時間が経ちました。
骨太で、存在感のある仕事には沢山の材料を使います。

岩手のミズナラを使っていますが重たくて硬い。
必要な材料を取り出すために、だいぶ時間を使いました。
切り出した部材、奥に立っている板は長さ2m

今日、何とか8割がたの材料を切り出すことが出来ました。
部材数57点・・・ま、一段落。

これで、なんとか製作作業に取り掛かれます。
1点物は大変です。

2018年6月17日日曜日

林道の一部舗装

「毘沙沢林道の舗装について」、平成24年と25年に布沢区から陳情して6年が経過しました。
そして昨年、林道居住者がまとまって「毘沙沢林道の舗装等安全改善を願う沿線居住者の会」から再度町へお願いをしてきました。

そうした努力が実って今年、ようやく一部急坂箇所について舗装されることになりました。
舗装予定箇所

今回は、林道の下流側の100m。
そして来年以降(3年間は計画済み)各年100mの舗装を予定していると伺いました。

今年も台風のたびに各地で豪雨災害のニュースが報道されています。
舗装することで、林道が少しでも安全になる事は、沿線住民としてとても嬉しいことです。

宜しくお願いします。

2018年6月11日月曜日

昔の場所に集う

駒込小学校6年2組の遠足の集合写真。
その場所でまた写真を撮りましょう・・・と、6月9日「古希」の祝いを兼ねて出かけました。
駒込小学校6年2組
晴天なれど、台風の影響で蒸し暑い、なれど、鎌倉は大変な人出でした。
観光地などという場所に足を踏み入れるのは久々で・・・外国の方も沢山・・・。

正確には57年ほど前になる場所に、当時の写真を持って「このあたりかな・・・」などと探しました。

半世紀の間、大仏と背景となる山々は変化していないはずですが、周辺の階段や植栽などは変わっているように見えました。
ですから、正確には同じ場所には立てていないのかもしれませんね・・・。

楽しい経験でした。

2018年6月8日金曜日

育った環境

「昔の仕事・・・その22」で紹介の霞が関ビル。
竣工当時、私は未だ学生でしたので当初の設計には係ってはいませんが、その後の改修設計の関係者の一人、という事で写真の豪華本(竣工50周年記念誌)が届きました。


日本初の超高層建築、その誕生の記録です。
施主・事業者、研究者、設計者、施工者が一体となった組織で、行政をも取り込んで新しい価値を生み出した先人の記録です。

その後私が所属した事務所が、霞が関ビル設計関係者を中心に創設された事務所であることから、私の育った環境とも大いに関係していることがこの記録から色濃く感じられます。

改めて、そうした環境で私は育ち、仕事をしてきたのだと再認識・・・感謝。

2018年6月6日水曜日

切り分ける

工房での家具の制作は、大きな板を、目的とする大きさに切り分ける作業から始まります。
盛岡で手に入れたナラ

工房でストックしている材料は、作るものを特定せずに製材していますので、木取の作業はとても大切な時間です。
木と対話する瞬間でもあり、面白い時間とも言えます。

今回の家具はちょっと大物で、第一弾、大きなナラの板4枚を切り分けるのに2日を要しました。
切り分けられた状態

午後、Tさん来宅。
涙型カッティングボード・・・お買い上げ~~。





2018年6月3日日曜日

消えていく

団塊の世代である私たちは、拡大する社会、新しい物や仕組みを生み出す時代を生きてきました。
滅びる・・・消え去るという事は、身近に無い中ですごしてきたように思います。

それはとても幸せな事だったのですね。

我が家の前の土蔵が年々姿を変え、家としての体裁を失いつつあります。
壁が崩れ、取り残されていた過去の生活の道具たちが姿を見せています。
そして、少しずつ朽ちて行きます。

今日の土蔵


時々手を貸して片付けます。
ご苦労様と声を掛けたりもします。
使えそうなものは拾い上げたりします。

消えていくという事はこういう事なんですね。
そしてこれからの時代は、消え去るという事にも少し慣れないといけませんね。

外周の柱と壁板はクリ、中柱にはケヤキが、そして棟木(グシ)は立派なミズナラでした。

2018年5月28日月曜日

趣味が・・・

建築設計を仕事としていた時に、趣味として始めた木工が今は仕事になっています。
そして、中学・高校生の時に少し夢中になったことのあった金管楽器が、今趣味として、生活を豊かにしてくれています。
若い時の経験は貴重です。
夢中になってた頃のトランペット
一昨日、今年度の柏の葉吹奏楽団・ワークショップがスタートしました。
我々夫婦は今年で5回目の参加になります。
そして私のホルン歴もすでに7年が経ちました・・・相変わらず下手ですが。
今年度ワークショップ最初の練習

現在、田島吹奏楽団は8月26日のコンサートに向けて練習中。
柏の葉は11月25日のコンサートに向けて新しい曲に挑戦。
真島俊夫さんの「Mont Fuji」・・・難しそう
山の中の生活と都会での活動、これらをバランスよくつなげる事が今の私達には必要な気がしています。

明日、静かな、新緑の山の中に戻ります。

2018年5月20日日曜日

工房毘沙沢の仕事

建築事務所としての設計のお手伝い。
町の空き家対策と古民家の保存。

建築設計のお手伝いは、この2年間、古民家改修と長屋計画などありましたが(それぞれ実現している)私の中では残念ながら不完全燃焼。
その前の新庁舎、道の駅、駅前活性化などは闇の中へと消えた感じかな。

ここ数年取り組んでいた空き家対策は、今年度町に「空家等対策計画」が施行され、地域創生課が新設されました。
創生企画係では人口減対策を目的とし、移住定住に向けて空き家対策にも力を入れる・・・となっています。
私的には、一段落。
今後は、明和自治振興会・産業振興部を通して、町との協働、空き家バンクのサポートなど・・・あるいは古民家の記録などを通して新たな展開を探りたい・・・と考えますが・・・はたして・・・。

古民家の記録はライフワークとしてボランティア活動でおこなっています。
只見町で、記録を希望の方は工房へ直接あるいは明和振興センターへお問い合せ下さい。

長年着実に続けてきた家具と裂き織は、柏市松葉町に展示の場所を作って頂き、新たな展開などもあり、元気が出ています。
昨日の建築設計者との家具の打ち合わせ
新しい仕事の話もいくつかいただいています。
どんな家具を提案しようか・・・ううう、作れるのか・・などと考えるのは楽しいことです。
建築家との打ち合わせなど、昔を思い出します。
工房を整理し、材料の確認などしています。

裂き織は、着々と注文を戴いた作品の制作に取り組んでいます。
最近の裂き織の仕事

歳と共に昔のようなエネルギーの爆発は無理として、まだまだ何かを生み出していきたいと考える日々です。

あ、楽器の演奏は・・・田島と柏の葉での吹奏楽、もう少し頑張ってみます。
昨日の田島吹奏楽団での練習


2018年5月16日水曜日

薪で遊ぶ

春の薪づくりが終りました。
春の筋トレですね。
朝の筋トレ中
60~50年生のコナラを2本倒したことは前に書きました。

2キロほど離れた場所から、マイペースで運搬して、少しづつ薪にする作業です。
軽トラでは無くて乗用車、積載量に注意
1人で、都合に合わせて、天候や体調を考えて実行するのがポイントです。
遊びですから。

その結果、今回の作業で2㎥ほどの薪が出来ました。

山の暮らしは、自分で考え工夫することで自らの生活を豊かにする・・・そこにポイントがあるように思います。
薪のある風景
薪を積んだ景色は「山の家」を演出するのに最適・・・前にも書きましたね。
奥会津の皆さん、真似しましょう。

2018年5月11日金曜日

町から人が消えていく・・・その6

2009年4月1日に5,044人だった人口が、今年4,236人となりました。
この間、9年間で808人減じました。

年平均で90人の減。
率にすると9年間で16.02%。年間1.78%の人口が減じた計算になります。

今年度の新小学一年生が町全体で26名、新中学生が27名でしたから、出生による人口増は年間30人に満たないという事です。

高齢化率は、2012年の41.3%から6年間で45.85%へと変化しています。

このままのペースで推移すると、3年後の町の人口は4,000人を割り込みそうです。
そして高齢化率が50%へと近づくのでしょう。

今年度、町は地域創生課を新設し、人口減少へ立ち向かう姿勢を示しています。
大いに期待したいと思います。

2018年5月10日木曜日

悔しいね

私より少し年上なんですが、日本設計の同期。
東京工大からの逸材で、都市計画の分野で活躍していました。

昨年秋に一度倒れ、リハビリ中に再発し5月5日に他界したと伺いました。

若いころに設計を手掛けた新潟県の国際大学が気に入っていたこと、奥様の実家が近いことなどで毘沙沢にもたびたび遊びに見えていました。

最初の訪問は、2004年10月23日の日本設計同期会(毘沙沢にて)で、奥様とお2人でパーティーの食材を沢山持ち込んでいただきました。
この宴会の最中に17時56分、新潟中越地震が起きました・・・怖かった。

その後もお会いするたびに、あの時の地震は凄かったと笑って話す顔が思い出されます。

その後息子さんの家具の仕事をさせて頂いたりしましたが、2011年10月に奥様を失いました。その1年前、2010年10月27日に毘沙沢を訪ねていただいた時の写真を掲載します。
2010年10月のご夫妻
最後に毘沙沢を訪れたのは2012年8月6日でした。
この時の事は、このブログの2012年8月7日「近い仲間」をご覧ください。

その後もFBで毘沙沢の活動を気にしていただいていて、励ましの言葉など戴いていました。
「時代の先端の生活をされていると察しています。」とのメモ
あまりに突然だし、早すぎる死を未だ受け入れられないでいます。


2018年5月7日月曜日

展示販売コーナー開設

只見町とふるさと交流都市である柏市の本屋さんの一画に、工房毘沙沢の展示販売コーナーが出来ました。
準備中の展示コーナー

宣伝と取次の場所です。
裂き織や小さな家具などを多少置きますが、基本は注文家具などの窓口です。

今後少しずつ、奥会津、只見町の情報などもお伝えできる場所になればいいね、などとオーナーの千里さんと話しています。
けやき通りとお店

古本絵本専門店 ブックススズキ
火曜日定休
場所:千葉県柏市松葉町5‐15‐13(松葉町けやき通り5丁目バス停そば)
電話:04‐7132‐5870

2018年5月5日土曜日

山の暮らし

この時期は雪国で最高の季節。
ですが忙しい。
雪が解けて、やることが山のように押し寄せてきます。

そんな中で、山の暮らしの醍醐味がきこりの仕事。
いや、薪収穫のためのお遊びですが。

林道のKさんの小屋の周辺が木に覆われて湿気が心配なので・・・と、倒木を頼まれていました。
左に今回の切り株が

谷底で適当な長さに切ります
樹齢50年ほどのコナラは固くて重たくて結構大変。
谷側に倒した木を適当な長さに切って、愛車で引き上げます。
斧で割るのが好きです
ここ数日、薪の長さに切断して、少しづつ車で運んで薪に割っています。
こうして見ると確かに良い季節


雪が解けて、コゴミのシーズン。
少しだけ戴きました。