2013年1月30日水曜日

どうでも良いこと

毎日何回も薪置き場から薪をストーブに投げる。
写真の、コナラの山から選ぶ。
皆さんはどの薪を先に燃しますか?

どいつが先かと言う価値観は、何故か薪として価値の弱いものが先となる。
立派で、威厳があって、重たくて、生き生きしていて、将来力を発揮してくれそうな薪は後になる。

いずれは、数日の違いでストーブに投げ込まれる運命なのだが・・・。

こうした判断は、何によるのだろうか?私の個性?か。
だとしたら、私はこうした価値観を持つ私が実は好きでない。

いや、木工家だから、と正当化したりする。
寿司を食べる時、美味しいネタは後に回す性格だし・・・と。

2013年1月29日火曜日

今現在

最近は雪の白ばかりでしたね。生活の場には色が有ります、光があります。
ということで。
相変わらずストーブの周りにイロイロ集まってきます

練習は欠かしません・・・この形惚れ惚れ

今晩は餃子、越冬地にしては良いでしょ

織りも少しづつ
外の写真も1枚・・・。
水の量が少ないのでなかなか融けません

2013年1月28日月曜日

男の味方だ

除雪作業は男の仕事。
早朝暗い内から大きな除雪機を運転して道路の除雪作業をしているのは男、屋根の雪を投げるのも男、家の周りの除雪機を操作するのも男。

どうやら、会津の雪は男が片付けることになっているようだ。
もっとも、玄関の前とか、家の周りの少しの雪は女子も少々・・・。
でも、おおどころは男の仕事だ。
午前中は、最高の除雪日和

最近の都会では男の仕事がなくなったな~、と除雪をしながら考える。
だから、女子だけで生活できて、結婚の必要が無くて・・・となる。

ついでに、老後に子供(若者)も必要なくて、子供もつくらない。
これが間違った個人主義だな。
お茶ですよ~

雪の多い地域ではそうした生活は持続できない。
男が雪を始末し、若者が年寄りの身を守らなくては生き続けることができない。

どうやら、奥会津は男の世界、家族を必要とする世界なのだ、と考えて、雪を飛ばしていた。
雪は邪魔物扱いされているが、男には必要だ。
午後からまた雪が降り出した・・・男の為の雪だ。

チョッと強がり、最近の男弱いからね・・お許しを。

2013年1月26日土曜日

江戸時代の家に守られています

激しく降っています、吹雪いています。
我が家は完全に孤立し、家は少しずつ、雪の壁に覆われていきます。
明日の朝が怖い。

しかしながら、家の中は安全で快適です。さして不安はありません。
この家が、江戸時代の人の手によって作られたことを思うと、不思議です。
200年を超える昔の人の力で守られていることを思うと、建築の力をあらためて感じます。

建築の力・・・はたして私はそうした仕事を今までして来れたのだろうか。
こうした夜は、少しセンチメンタル・・・・・。

2013年1月25日金曜日

とにかく寒い

朝から降り続いています。
気温が下がって、雪も激しさを増している。
夕方から一段と・・・今晩はド~ンと来そうな気配。
工房の窓から

工房はとにかく寒い。
一日中、摂氏2度の中で作業をしていると、身体が硬くなる、足がジンジンする。
「こんな環境で作業させてよいのか・・・」と言いたいが、相手がいない。
角ノミ操作中、窓の外は-6度C
とりあえず丈夫な身体を授けてくれた両親に感謝。

救いは、温かい3度の食事と、三時のお茶・・・今日はなんと山の中でチーズケーキ。
あ、夕食前の一杯も有りました。
「北の国から」の主題歌がテレビから・・・チョッと早いけど、そろそろ始めますかね。



2013年1月22日火曜日

来客

今年初の訪問者は、またしても和子さん、
昨年より3日遅れの来宅でした。
フルートの初の練習日でもありました。
天候まずまず・・・林道の歩行状態良好。

2013年1月21日月曜日

晴れ間はありがたい

朝から青空が見えます。
こういう日は、雪国も実に穏やかです。
この季節は本当に美しい

朝、カメラを持って、スノーシューを履いて、サクサクと散歩。
水も何とか働いています

家具デザインの事、庁舎のプロポのこと、事務所開設のこと、ホルンの練習など・・・・心地よく仕事ができました。
明日から、家具の製作にかかるぞ~。
この時期は朝から晩まで燃えています
夜「北の国から」を久々に観る・・・・心がじ~ん・・とにかく、ここの生活に・・・近いぞ。

2013年1月20日日曜日

再び戻りました

冬型が少し収まって、林道にブルも走ってくれて、何とか毘沙沢に戻りました。
塩原を越えたあたりから、道路は真っ白。
それでも今時のタイヤは、60キロぐらいのスピードで走りますから、季節感なし。

下の布沢の集落も、道はきれいに除雪されていますから「豪雪地」かしら?といった按配。
雪国も今は快適。
手前はブルのお陰で楽々歩けます、奥が我が家

布沢の集落と布沢川 

ところがところが。
我が家の10メートル手前から、豪雪地帯。

大きなスノーシューを履いても、膝を越えるあたりまで繰ります。
このシーサーは地上2.2メートルほどの高さ
門番、シーサーはもうすぐ雪の下?。
この冬は、寒いので融ないからか、雪の量が多いような気がします。

2013年1月18日金曜日

ホルンのこと

高級楽器ばかりだ
コルネットからホルンに持ち替えて1年半が過ぎました。
当初は、何でホルンかな?と、自分でも良くわからなかったのですが、数日前のある集まりで、少し納得しました。

私が教えていただいている、ウインドクルーの、N先生の生徒仲間のホルンアンサンブルに参加したのです。
11本のホルンで4部の曲を次々と演奏する会でした。

ホルンがハーモニーの楽器であること、沢山の仲間と共に演奏が出来る、共通の楽器で演奏することの楽しさ。
そして楽器の話題、自慢とか・・・その後の飲み会・・・。
N先生とウインドクルーの店長が・・

まだまだ駆け出しですし、決して音楽に才能が有るわけでもありませんが、それでもホルンという楽器が適しているように、最近思っています。

2013年1月16日水曜日

二次審査結果発表

只見町役場庁舎+地区センター 設計監理業務プロポーザル
二次審査結果が只見町HPに掲載されました。

三次審査に残ったのは以下の5名の建築家となっています。
1.遠藤政樹(難波和彦・界工作舎+はりゅうウッドスタジオ+EDH遠藤設計室)
2.石原健也(デネフェス計画研)
3.堀場 弘(シーラカンスK&H)
4.吉松秀樹(アーキプロ)
5.横河 健(横河設計工房)

町民参加のヒヤリングが期待されます。

2013年1月15日火曜日

雪国の屋根

奥会津の豪雪地に、どのような建築・屋根が適しているのか、という事を、最近考えています。
これについては、だいぶ前になりますが、芝浦工大の三井所先生(現在・名誉教授)が只見町で講演しています。
三井所先生は、当時新潟の豪雪地でいろと実験されていて、そうしいた経験を元に対策をお示しいただいた、と記憶しています。

1.豪雪地での主に住宅では、いかに速やかに屋根の雪を落下させるか、にいくつかの工夫を実験されていて、これには勾配屋根の勾配の大きさと棟の雪切りがデザイン上のポイント。
2.奥会津の特徴はその雪の量に課題があり、落下した積雪が軒先まで届いてしまう。その解決としては、軒先を高く持ち上げる。これは新潟県側では基礎を1層分ほど持ち上げて解決している例を見かけるが、三井所先生は、水で溶かす優位性を紹介していたように記憶しています。

そんな折、北海道で設計経験のあるY先輩から
 RC造の建物で有れば 雪は屋根に溜めておくべきと思います。陸屋根は下記の理由から積極的に活用すべき
  • 春から秋に掛けて素晴らしい眺望を提供してくれます、日の出から日没まで、 町民の憩いの場とすべきです。
  • 太陽光等エネルギーの設置に有効です。
  • 積雪が想定外の場合を考え 屋上に小型除雪機を上げられる様エレベーターは屋上まで上がれるようにする、 町民の展望にも使える。
  • 屋上の積雪を3mとしても 屋根スラブの補強鉄筋は1000円/㎡以下です。
  • 積雪が断熱材として大いに役立ちます(冬季外気温がマイナス15度であっても 雪温はマイナス3度に過ぎません)
この内容は、札幌と奥会津の雪質の違いを考慮する必要があるとしても参考になる助言で、それらを受けて、私は現在以下のように考えています。

1.公共性の高い建物で、屋根面の大きな建築は陸屋根という解決が有効な方法として考えられる。その場合、雪荷重による構造への負担の考察、屋根周辺部(せっぴ・雪庇)の雪を処理する方法を十分検討しておく必要がある。
2.構造上、あるいはプランニングの関係で屋根の雪を落とす必要があるときは、積極的に落とす工夫と、落ちた雪の処理(エネルギーを使わず流水で溶かすとか、夏の冷房で使うとか・・付加価値を付ける)が適当であること。機械力を駆使する場合にはその具体的方法の検討。
実際には、建築の種類に係わらず、この2つの方法で、入念に注意深く計画する事ではないか、と考えています。

この問題に詳しい方、ご意見頂ければ幸いです。

2013年1月10日木曜日

大地のこと

大谷幸夫先生の事。
私は、本当に瞬時の接触ですから、このように書くのは僭越ですが。
私が大学生の時に、すでに大建築家でした人ですから・・・。

それでも鮮明に残っている話があります(詳細は記憶違いもあるかもしれませんが)。
都立大(現・首都大学東京)南大沢のキャンパス計画で敷地内に残った武蔵野緑地がいかに大切であるか、と言う中で・・・先生が東京大空襲で大地のくぼみの中で一命をとり止めたという不思議、上空は戦火で火の海だと言うのに、くぼみの中に身を伏せていた先生は、大地から空気の供給を受け、火の熱から身を守ってくれたというのです。

大地の力が自分の命を救ったという話しと、武蔵野の緑地の大切さを関連付けて話されたように記憶しています。
この緑地は「神聖の地として、手をつけてはいけない」という強い計画意志を受けて、私達も大切に扱い、今も深い緑のままに大学を守っています。
素晴らしい計画です。

改めて、ご冥福を祈ります。

燃料

越冬するのに大切なのが、食料の次に燃料の備蓄。
毘沙沢では以下の燃料を秋に家の中に蓄えています。
手前は焚き付け用の薄板

暖房用の薪(ナラ)は写真のような状態でほぼ4.0立方メートル。
暖房用の灯油は410リットル。
自家発電用のガソリンは50リットル。
除雪機用の軽油は52リットル。

今日現在の残量は
薪は65%、灯油は74%。
自家発用のガソリンは85%。
軽油は46%。

こうして見てみますと、秋の初めから使い始めた薪、寒い日が続いた為、予想以上の消費となっています。
灯油は、朝晩の瞬間的な利用と、寝室用ですが、毎年3割ほどを残していることを考えると、今年の消費は例年よりハイピッチ。やはり寒い日の影響でしょう。それでも今の室温は8度C。

問題なのは、除雪機用の軽油。まだ本格的な季節はこれからだというのに、すでに半分以上を消費しています。
北側の雪を、すでに2回も飛ばしたからでしょうか。これは予想外の早い積雪が原因なのですが、読みが甘かったとも言えます。
残量を考慮すると、今後は南側の生活エリアだけの除雪に限定することになりそうです。

こんなことを考えて生活している人は、今の時代ごく少数派。
でも、こうした事に頭を使う生活は、相当に面白い。

そういえば、肝心なアルコールも予想外の消費量。
ま、我慢するか・・・。
さらに忘れ物、シャワーと炊事はプロパン(大きなボンベ2本)、コタツとアンカは電気がありました。炊事には薪ストーブが大いに活躍しています。

先ほどこの冬4回目の圧雪で、林道にブルが走りました。
富美恵の母親が入院中などと言うこともあって、明日山を下ります・・・今晩降らないと良いが。

そういえば、大谷幸夫先生が亡くなったのですね。また1人建築の巨匠が去りました。私は、都立大学のキャンパス計画で(大谷先生が基本計画担当)少しお付き合いがありました。冷静沈着、哲学者のような方でした、冥福をお祈りします。

2013年1月7日月曜日

雪のこと

朝から晴れ、これはラッキー。
晴れた日の朝の気温は低いし、お日様のお陰で屋根の雪は滑り落ちるし。
機械で雪を飛ばすのには、寒いときに降った雪、寒いときの作業が良いのです。
スルスルと飛ぶのです。ベタベタした重たい雪は除雪機も苦手。
除雪機はさほど複雑な機械ではないのに高価です
奥会津の雪は破壊的
豪雪の地にとって、理想的な建築の形とは?と、最近考えます。
昨日、ある人が「あの建物は郡山の建築家が設計したのだが・・・この地の雪を知らないので、いろいろ問題が・・」との話。

建築は、その地の気候風土を熟知し、経験を積んだ技術者が的確に助言して始めて馴染みの良い形になる、と思うのですが・・・・。
残念ながらこの地には、そうした技術者が居るとの情報がない。

奥会津には、木造茅葺民家の時代は長いのですが、近代以降の建築の歴史があまりに短い。そして、残念なことに、その時代が、衰退の時代と重なっています。ということは、真剣に考える余裕が無いままに今日に至っている。

「あなたは、建築の経験が長いのだから、この奥会津の豪雪地の建築に、貢献しては」との話も聞きます。
これは、神の声かもしれないと、雪を飛ばしながら少し考えます。

2013年1月6日日曜日

戻りました

先ほど戻りました。
正月明けの日曜日の早朝・・・スイスイと走って、それでも、カネマンの親父に挨拶などして、郵便局で年賀状を受け取ったり、立ち話などして、雪上歩行1時間30分と言うことで、8時間近くを要しました。
でも何とか無事に雪の世界へと戻っています。
昨日ブルドーザーが入りましたので、林道はこんな感じです

年末年始、2週間ほど留守にしましたので、その間にだいぶ雪が積もりました。
屋根の雪は、今年に入って積もった分が凍り付いています。
室内温度は-2度Cでしたから、室内も凍り付いている。早々にストーブ総動員ですが屋根の雪は簡単に落ちる気配がありません。
気温が低いので、屋根の雪は固まっている感じ

それでも、このような悪条件の場所でも、戻ってくるとホッとして、元気が出るのは・・・ナンデダロ?

明日屋根の雪が落ちたら、早々に家の周りの雪堀で忙しくなります。

2013年1月2日水曜日

ページビュー

ブログを書いている人にとって、どれ位の人が自分のブログを読んでいてくれるのか?チョッと気になります。

私の場合は、2008年3月から書いていますから、あと3ヶ月で5年になります。
その間の投稿数852、ページビューは、今日現在94,110になっていますが、実はよくよく見るとその間2年間のデーターが抜けていますので、このページビューの数はほぼ3年間の数字になります。

最近の月間ページビューは3,000~4,000のペースで、一日100~150がほぼ動きません。

国別では、海外が1割程度でアメリカ、ロシア、マレーシア、イギリス、ウクライナ、香港の順。
ただ最近は15%と海外比率が増えているようです。先月はロシアがアメリカを超え125/月。

こうした数字のことはどうでも良いのですが・・・でも、よくよく考えると、こうした情報の使われ方は?・・・良くわからないだけに怖いような気もします。

2013年1月1日火曜日

明けましておめでとうございます

関東平野の明るい太陽の下で新年を迎えています。
こちらでは、お酒は柏市の酒屋「マスヤ本店」(製造は茨城県水海道の竹村酒造)の「かしわ」を飲んでいます。
年の初めは、年末に仕入れた『生まれたて原酒「上澄」』。
名前のとおり、上澄みを瓶詰めした生酒、こくのある美味しいお酒です。
只見では『花泉』、柏では『清酒かしわ』ということで、どこの地にも地酒があるのは嬉しいですね。

年末に、久々に山野楽器の音楽教室でホルンのレッスンを受けました。
1月13日、教えていただいているN先生の生徒が集まって、ホルンのアンサンブル大会をやりますよ~、との連絡を頂いたので・・・・ならば事前に、ということです。
課題曲を頂きました・・・ということで元日から、消音機をつけて、日向でブウブウとやっています。
2年目に入ったホルン、何とかものにしたい。

なんとも、穏やかな正月です。
この時期、のんびりと少し身体を休ませています。