2011年9月30日金曜日

匿名

9月7日に以下の投稿を頂いていました。
スパムのファイルに入っていて気がつきませんでした、すみません。

今回、布沢が無事であった事は幸いでしたが、確かに44年の再来が2度と無いとの保障はありません、いや、いつかまたこれに近い災害が襲ってくる可能性は十分に考えられます。そしてそれは布沢に限らず何処にでもその可能性はありそうですね。
「無常」は人の世で避けては通れない、と悟ることも必要なことかも知れません。

以下が投稿文

わが布沢なども紀伊半島と同じ「孤立」状態が起こることは十分考えられます。布沢川に沿って「布沢口」から「夕沢」の奥まで、道路があるわけですから、道路が寸断されたらどうしようもない! 42年前つまり昭和44年8月12日の大水害は、それまでの布沢の姿を一変させました。「浮島」にはこんもりとした鎮守の森があって、
村人のいろいろな催しの会場になっていましたが、神社もろとも姿を消しました。布沢川の上流には、「野々沢部落」などあったのですが、小林のかみてに集落移転しました。あのような豪雨がまたいつくるか誰しも予想はつかないですが、かといって特別な手だてもなく、「ま、大丈夫だろう! そのときはその時だ・・・。」と思って暮らしています!

2011年9月29日木曜日

デザイナー


先日上京の折、デザインセンターOZONEで「川上元美デザインの軌跡」を覗いてきた。前々から気になっていたデザイナーの一人。
家具が主なのですが、他にも生活に関する全てのものをデザインする。吊橋も含まれる。しかし建築は無いのが救い。

私は建築家だから建築空間のデザインに永いこと携わって来た、そして今は家具のデザイン・製作を続けている。でも川上元美さんのように格好良くはいかない。

研ぎ澄まされたデザインは考え抜かれたエキス、結晶のようなもので、ピカピカ光って見える。だから格好良い。
残された人生。私も自らの結晶を見てみたいと思いながら帰りのバスに乗ったのでした。

2011年9月27日火曜日

金管楽器


楽器の話が続きます。
私は金管楽器がなぜか好きで、わくわくします。

中学生の時にコルネットから始まり、その後トランペットを連日吹いて高校生活を過ごしました。

なぜ金管なのか?ピカピカしてかっこいい、単純なパイプから綺麗な音が出る不思議、操作バルブが3つで簡単そう、音が大きくて目立つ・・・。

40数年のブランクの後、コルネットを2年ほど吹いてその後ホルンに変更しつつあります。
ホルンはF管とB♭管が抱き合わせになっていて、管の長さがとにかく長いので面白いデザインになります。

コルネットとはマウスピースの唇への当て方が大きく違うということでもあり、プロのホルン奏者の指導を受けています。
金管楽器にも永い歴史があって、奏者には経験から来る深遠なる技術が存在します。
自己流で通してきたコルネット、ホルンでは基本から直されています。こうなるとまともに音も出ない。
初心者の新鮮を味わっています。

2011年9月24日土曜日

良い気候



急に秋に突入。冬のことがあれこれと気になりだしてしまう。
いつも押せ押せで最後は大慌てになるが、今年こそは余裕で冬を迎えたいものだ。

ストーブは何とかなった。
次は、除雪機。走行ベルトを少しきつめに調整して・・・オイルを買ってこよう・・燃料用パイプがヤバイ・・雪が付きにくいように塗料も必要かな・・・。
ジーゼルエンジンは動いているし、バッテリーは昨年新しくしたし・・何とかなりそう。

お昼を食べて、のんびりしていると、仙台の佐野さん登場。
新たに購入したソプラノサックスを持参。
早々に2人で音合わせ。こちらがB♭で譜面がFだから・・・えーと。いや、ホルンもB♭で吹けるよ・・・面倒だコルネットで、などと。

そんな中、恵子さんから電話。え、そこで佐野さん油売ってんの、稲刈り始めるのにお昼から待ってんのに・・。

今日は実に良い天気です。

2011年9月23日金曜日

煙突掃除





我が家のストーブは15年前に設置され、ここ10年は冬の間フル活動。
その割には煙突のトラブルが少ない。
いや、初年度、屋根の上の突き出しが大きすぎて雪の力で落下という事件があったっけ。

それでもその後、出を短くして何とか生き延びてきている。
この地域では豪雪の為、煙突を屋根の上に突き出すのはタブー。それに挑戦し、直に屋根の上に突き出しているお陰で煙突へのススの付着は少ない。

怠けに怠けて・・・気にしながらもだましだまし使っていたら、この春先、煙突が異常に暑くなる事件が発生。
パリパリと音を発して・・・たぶん、煙突内でススが燃えていた?・・恐ろしや。

急に寒くなりました。そろそろ火が恋しい季節。
あわてて煙突掃除となりました。バケツ一杯ほどのススが回収されてすっきり。
今晩の試験運転が楽しみですなぁ~。

朝は霧そして快晴、でも今は雨。赤い実は山椒。

2011年9月18日日曜日

夏の終わり



昨晩は、田島で吹奏楽の練習。
帰りに、ヨークベニマルに寄るのが習慣。閉店間近のディスカウント食品も楽しみ。
馬刺しなどは半額以下。

きょろきょろしていたら、向こうから、道人君。
明日の「大宴会」という田島で行われる大イベントで司会役を演じるとのこと。
そんな準備で田島に来ている様子。頑張れ道人。

今日は朝から林道普請。私の草払い機は自転車で言えばママチャリクラス。
あ~、来年はプロっぽいやつを買うぞ。

今年の畑は定番化したキューリとかぼちゃが主。
そうした夏野菜も終わり。片付けていたら草の中から、巨大になったキュウリが写真のように。
これも加熱したりして食きます。夏も終わりです。

2011年9月16日金曜日

今朝の田の字



すっかり秋の気配。
ここ数日の晴天が、田の字の稲をだいぶ元気にしてくれました。

太陽高度が低くなって、山側の稲に差し込む日差しが心細くなっています。
それでも、稲はえらいもので穂が黄金色に変化してきています。

これなら、10月1日の稲刈りは大丈夫。予定通りやりますよ~。

第3回・森林のふれあいコンサート

今年の「第3回・森林のふれあいコンサート」は例年より少し冬に近い、11月13日(日)午後、となりました。当初6日の予定でしたがスケジュール調整が難しく、変更になっています。

今年も、沼尾さんを中心に色々なところから沢山の出演者が森林の分校に集まります。
当初予定されていた只見町文化協会の芸能発表会は、13日に重なっていましたが、豪雨災害の影響で中止になりましたので、「コーラスはなみずき」「ブオーノ」もあるいは参加できるかもしれません。

災害で凹んでいる只見町。少し元気に・・・・という気持ちで頑張りましょう。

2011年9月15日木曜日

昔造った椅子



何年前になるか忘れました。
未だ工房開設の前、千葉県八街で修行中に造った椅子。

毘沙沢の家を改装中でしたから、この家から出た古材のエンジュが使われています。
複雑なデェイテールは製作できませんでしたから収まりは単純。

本格的に家具を作り出してから・・・なんだかいまいち、と思って材料置き場の奥に放置されていました。

そんな椅子が最近ピアノの脇に置かれています。
直線と平面がなんだか新鮮に見えます。不思議です。
座り心地も悪くありません。

2011年9月14日水曜日

昨日の只見




天候も落ち着いて、初秋の過ごしやすい季節となりました。

子供の頃から・・歯の出来の悪さは母親ゆずり。
只見では町の診療所の歯科にたびたび通っています。そして昨日も歯の定期検診に。

途中、伊南川の流れは穏やかになりましたが、川原のあちらこちらに赤土の山。そして道路の半分が砂埃。
その先には写真のような被災家屋が未だ手付かずで残っています。

それでも蕎麦の白い花が綺麗です。山の緑がしっとりと目に眩しく輝いています。

7月29日豪雨災害は、大きな爪痕を残しましたが、気持ちはさほど暗くは有りません。
原発事故と自然災害の大きな違いは、その被害の実態が目に見えるか見えないかにあるようです。

2011年9月11日日曜日

茗荷


昨日の木地師跡にも茗荷が見つかっています。
200年も前の茗荷が未だにその土地に残っているというのは脅威です。

そして、毘沙沢でもかつての各戸の敷地に必ず茗荷が植わっていた。
それを今も離れた場所からタイミング良く採りに来る。

我が家の敷地にもそれが有る。たぶん江戸の昔から伝わる茗荷。
今が採集時期とあわてて藪に飛び込んだら蚊に沢山食べられた。
でも、だいぶ採れましたぞ。
そんな季節になりました。

2011年9月10日土曜日

木地師集落跡





木地師とは漆を塗る前の器の木地をろくろを廻して作る人。
木地師のことは、昨年7月18日に「奥会津の木地師」としてこのブログで紹介しています。

江戸時代の中期、布沢の奥にそうした人達が生活していた痕跡があります。
今日は、そうした場所に出かけました。

布沢の奥、大田集落から林道が奥へと伸びています。
これは昭和40年代、ブナの木を大量に切り出す為に作られた林道ですが、最近の豪雨で一部危険とのことで、今回は往復3時間ほどを歩きました。

本当に、膨大な量のブナの大木が一時期に切られたのだ、という事がその後植えれれた杉の木の様子から伺えます。
木地師集落もそうした伐採の過程でかろうじて地形は保存されたのですが、残念ながらその景色は当時とはまるで違うものになっています。
かつては、うっそうとしたブナの森の中にあった・・でも今は想像も難しい状況です。

そんな中、墓石だけが実に鮮やかに当時のままの姿で並んでいます。
そして、かろうじて残るブナ林を沢の対岸で見ることができましたが・・・。

私が住む毘沙沢もそうですが、昔のブナの森ががそのまま残っていたら・・と思うと実に実に残念。
トトロの世界に足を踏み入れることが出来たのに。

2011年9月9日金曜日

引き手




今日出来上がったデスクの引き出しの「引き手」。
この「引き手」は私が気に入ってよく使っているものです。

素材は皮紐。
固めの皮紐は前板の穴に通して固定しています。
固定の仕方は、将来痛んだときにでも交換が出来るディテール。
裏の仕上がり状態は写真のようになります。蝋で埋めますがこれは私の工夫。

このデザインは、天童木工が30年前に販売したシステム家具(剣持事務所デザイン?)に使われたもので、私の家で使用して20年は十分使用に絶えました。その後私が修理して今も使われています。

2011年9月8日木曜日

祇園会館




最近、会津田島へ出かけると良く寄るのが、祇園会館の昼食。
「NPOはいっと」が運営しています。
バイキング形式で郷土・家庭料理20品ほどが用意されています。
野菜は地元のものを使っていますね。味付けも良くて、ご飯も美味しい。

もちろん食べ放題で、ゆったりのんびり食事が出来ます。
昼食バイキングは11時30分から14時まで、里山ランチが880円。
身体に優しい料理、お値打ちです。

2011年9月5日月曜日

久々に


豪雨災害以後、オカリナなんか吹いて遊んでいては被災者に申し訳ない。
そんな空気から、久々の集まりでした。

只見地区ではまだまだ・・・と言う事で毘沙沢で。
それでも来れない人もいました。

只見町のボランティアセンターが9月4日にその役目を終えています。
ご苦労さまでした。