2010年8月28日土曜日

小さな助っ人


夕方になると、散歩がてら、小さな田んぼの見回りを日課としている。

薬は使わないと決めたのだから、止む終えないのだけれど、虫による被害と、病気と思われる穂も目に付くようになっている。
立派に出穂しているのに、白く枯れた状態の物も混じる。
カメムシも数匹は退治する。

頑張れ頑張れといいながら歩く。

おや、カナヘビの子供が、目を輝かせて、エサを狙う。
田んぼの門番・・・しかしあまりに小さい。
早く大きくなって、バッタをがぶりとやってくれ~。

2010年8月27日金曜日

全会津合唱フェスティバル


年に一度の、全会津合唱フェスティバル。
田島の「お蔵入り交流館」、9月12日(日)13時開演。

出演団体は20ほど、そして「コーラス・はなみずき」は初参加。
私達も参加予定で練習中。

会津は昔からコーラスが盛んな地域だそうです。
お上手な団体の参加も予定されています。
是非お近くの方はお出掛け下さい。ちなみに入場料は300円。

2010年8月26日木曜日

夢見るカエル



ガラスに映る山々に、果てない夢を見ているのか、1日たっても動かない。
大きな空に舞い上がる、そんな夢を見ているのか、1日たっても泊まってる。
やぶのヘビが怖いのか、1日たっても帰らない。

手足に水かきが在り、目の白目の赤味、モリアオガエルではないでしょうか。
しばらく、窓ガラスにへばりついていましたが、夕立の後、姿を消しました。

2010年8月24日火曜日

今朝の「田の字」





お盆を過ぎたら涼しくなる、というのは今年には当てはまらないようです。
暑い日が続きます。
お陰かどうか?稲の穂は全て出揃いました。

今年は、カメムシが大発生、畦の草を刈るとカメムシが田に逃げ込むので刈らないようにと報じられています。
お陰で「田の字」は原野に埋没しつつあります。
そして、事実カメムシをたびたび見かけます。
見つけたら手で捕まえてつぶします。くさい匂いと、お腹からお米のミルクがグニャリと・・・・。

稲の穂が早く出る、というのは山の中の田んぼでは必要なことです。
お盆を過ぎると太陽高度が下がり、日照時間が急に落ち、穂に良い米が入らないからです。
しかし、虫にとっては最盛期、好都合。こんな黒い虫を今年は初夏の頃から良く見かけます。

今年の「田の字」は虫の被害が目立ちます。
農薬を使わないと言うことはこういうことなのだと・・・つくづくと。

こうした時でも、自然に任せる・・・・凡人にはなかなか悟れないのであります。

2010年8月22日日曜日

まだまだ続きました





田島と只見の間に針生集落があります。

先日、クリキンから、21日の夜は針生でワイワイやっているから覗いて、と言われていました。
私も良く知る、芳賀沼さんのお祭り。前から一度覗いてみたいと思っていました。
十数回目のこのお祭りは、毎年この時期に同じ場所で開催です。
せっかく前を通るのに寄らない手は無い。

懐かしい歌声、バーベキューを囲んで、まるで西部劇の世界。
さっきまで子供の世界に居たのが、急に大人の世界に紛れ込んだ感じでした。
なにやら心地よい。

久々に、芳賀沼伸さん、岡村健さんとも話しました。
思わぬ人にもお会いしました(この事は後日)。
田島の新たな知り合いも出来ました。

帰り際に伸さんから、最近取り組んでいる子供のための玩具「Mastoro Geppetto」の話を伺いました。
都会のデザイナーと地元製作者を結びつけたのが芳賀沼さんです。
いただいたカタログには12種類ほどの可愛い木製玩具が並んでいました。
このセンスに乾杯。

引き上げたのは24時を廻っていました。長い一日でした。

サマーナイトコンサート









17時30分開演のSATOEコンサートの為に、10時に田島の会場に到着。

埼玉栄高校は吹奏楽コンクールでよい成績を残している常連。
部員150名、その半分が今回田島に来ていました。

そして、21日は地元吹奏楽団との競演。
いや、圧倒的に栄高校には押し捲られました。
でも、終わって感じました。
人数ではない、心の問題だと・・・負け惜しみ。

参加したのは、中学と高校生がほとんど。
間違いなく私が最年長。
思い出しました。私も中学、高校の時はあんなふうでした。

最後は屋外で全員で2曲を演奏して幕を閉じました。
演奏者は100人を越えていたと思います。

2010年8月20日金曜日

大学生の力を活用・・・・・・



数日前「今井さん出てこないか」とのお誘い。
私は、最近、こうした難しいことには係っていない。
でも、ま、たまには良いか。

福島県で「大学生の力を活用した集落活性化調査事業」が行われている。
過疎化を何とかしなくては、という県の姿勢である。
今年度の調査に応募した布沢区がその対象の一つに選ばれ、昨日初会合。

とにかく、ワラにもすがりたい。
よどみをかき混ぜて、新しい空気を入れたい。
そんな雰囲気が漂う会議でした。

9月の3日間、学生が9名ほど調査に入るようです。
新しい風が吹くと良いのですが。
今までがそうであったように、調査だけで終わり、は困ります。

2010年8月16日月曜日

建築家との仕事



デザインにはいろいろ有ります。
人の数ほど好みには幅が有るものなのですが、建築家には独特の好み、本物へのこだわりがあります。

新居に置く大きなテーブルの打ち合わせの為、わざわざ遠い所をお出でいただきました。

私がこの工房で家具を作り始めた時、若い建築家との共同を思考していましたがチャンスはそんなに多くはありませんません。
お任せも嬉しいのですが、本物への執念とのかかわりと言うのは充実感があります。
そして、最終的に私も満足出来る物になる。これが一番です。

楽しみです。

2010年8月15日日曜日

終戦の日



この家の土壁に古い新聞紙が張られています。
昭和17年11月13日(金)・讀賣報知・朝夕刊総合版。

見えている記事の内容はほとんどが戦争記事。
日本の新聞とは思えないような世界の情勢が全面を埋めています。

11月13日といえば、こちらはそろそろ雪の季節が始まる頃です。
当時は、電気も無く車も無く、数日遅れで届いたのでしょうか。

そしてこのような山の中からも、多くの若者が戦場に刈り出されたのでしょう。
実は、戦場からの古い手紙も残っていました。

家というのは、色々な記憶を刻んでいる物だとつくづく思います。

2010年8月11日水曜日

小さなお客さんと観察日記








明梨さんご家族が今日遊びに見えました。

3年ほどロンドンにいらした後、昨年は7月にお会いしましたから1年ぶりです。
そう、昨年は私の作った机を受け取りに見えたのでした。
今回は、会津を一回りして最後の一日。小学5年生、すっかり少女と言う感じで、大きくなりました。

その時に持ち帰ったオタマジャクシのカエル誕生・観察記録が46ページの報告書になっていました。
あまり良くできているので、一部掲載します。

残念ながらバイオリンは聴けませんでしたが、少しオカリナを演奏したり、音楽談義を楽しみました。

皆さんがお帰りの後、クリキンさんから突然電話、今から行くから。
会津の山の中は、人を引き付ける力を持っているようです。

2010年8月10日火曜日

蜂が飛ぶ






お盆の前後にアブが発生します。
毘沙沢林道でも車の後を大挙して追いかけてきます。

昆虫も大いに活躍の季節です。

稲の穂は7割がた姿を現し、満開状態です。
近づくとブンブンと羽音が・・蜂です。

稲は風で受粉すると聞いていましたが、こんなに蜂が来るんですね。
足に丸い黄色いミツの団子を付けて、小さな米の花を忙しく渡っています。

日本ミツバチかな?
巣は何処に有るのかな?
米のミツをなめてみたいな。

2010年8月9日月曜日

ここ数日






お盆の時期には、只見町でも里帰りの車が増えます。

7日(土)は田島で吹奏楽の練習。
「2010SATOEスポーツ&カルチャーフェスティバルinたじま」で8月21日、お蔵入り会館を舞台に合同演奏があります。

8日は、毘沙沢林道の草薙。
前夜に慌てて草刈機の歯を研ぎます。

8日夕方、久々に我が友・藤森氏が現れました。BMの屋根に竹を積んで。
夜は、先日マムシのお礼に頂いた鹿肉のお刺身+お土産の数々、豪華。

今朝、脱サラ・トマト生産者松沢さん現る。
珍しいトマトをはじめ、いろいろと野菜を頂きました。

そういえば、南米さんが、突然、昨晩只見入り、不動産物件調査。
はたして首尾よく目的を果たしたか?

何かと忙しい季節です。

あ、そういえば、2回目の秋のコンサートが10月31日に実現しそうです。

2010年8月7日土曜日

過疎は過疎地だけの問題?




今朝は5時から大門普請、お盆を前に龍泉寺の草払い。
すがすがしい朝の空気を吸って、身体を動かすのは気持ち良いので参加しました。
参加者はさすがに高齢者。
明日は林道の普請。毘沙沢林道も草払いして頂きます。勿論私もやります。

町の作った「過疎地域自立促進計画」を読んで、昨日少し感じたことを意見しました。
でも、実は期待はありません。
こうした報告書の意味が何か、少しは理解しています。残念ですが。

奥会津(柳津町、三島町、金山町、昭和村、只見町、南会津町南郷・伊南・舘岩地域、桧枝岐村)の「人口の推移と予測」「高齢化と地区」の数字を見て、愕然とします。
過疎地の過疎からの脱出は過疎地だけの力では無理、そんな気がしています。

あと私に出来ることは、過疎のことなど考えたことも無い都会の人達に大声で伝えることぐらいです。
そうです、都会には人が有り余っているのです。
故郷のある、都会の皆さま、故郷は死にかけていますぞ。
知らない間に、別人のようになってしまいますぞ。

2010年8月4日水曜日

米の花




稲穂が出て、すぐに花が咲きます。
穂の上のほうから順次咲いてきます。
注意しないと気が付かないほどの花ですが、なにやら穂にほこりが付いたように白くなります。
この小さな結実の集合が我々を支えています。

昼間、カーッと太陽が照り付けて、夕方ザーッと雨が降る。
そんな感じになりました。

夏真っ盛り。暑い一日でした。

2010年8月1日日曜日

木製のショーケース



5月に納入した木製のショーケース。
ガラスの棚が2段入っていますが、下段の大きなガラスが割れました。

当初、両サイドをダボで受ける構造を考えていましたが、ガラスは以外に剛性が無く、真ん中で結構たわみました。
急遽、真ん中の奥でガラスをくわえる金物を追加しましたが、それが悪さをしたようです。
強化ガラスでなかったのも原因の一つです。

今回は強化ガラスにしました。気のせいか剛性も高くなったように思います。

建築の設計でもこうした事はたまにありました。
量産する自動車でも設計の不備と言うのが在るのですから、一品物はさらに難しい。
デザインにこだわって、ぎりぎりのことをするとなおさらです。
物作りの宿命です。

今の時代、木製のショーケース、結構イケテマス。