2023年12月29日金曜日

16回目の年末の一言

 皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
私達も幸い元気に過ごしています。
そして、毘沙沢での生活も29回目の冬を迎えることが出来ました。
幸せなことです。

これは、この地の生活に興味を持って訪問いただき、共に遊び、また遠方にて温かいまなざしで見守っていただいている皆様のお陰と感謝しています。
工房で製作した家具や裂き織を購入いただいた皆さま、ありがとうございました。

来年はこの地に巡り合って足掛け30年という年に突入です。
昨年来情報発信してきましたが、今年2023年はこの地を次に繋げる準備の年になりました。
幸い興味を持っていただく方々とも巡り合え、明るい希望が見えてきています。

11月25日の毘沙沢

過疎末端の地に光を当て、明るい未来につなげたいとの想い。
昔の人達が大切に守ってきた風景を家をそして心を次の世代へつなげたいとの想い。

来年はそうした想いの先を具体的にご報告出来ればと思います。
お楽しみに、、、そして皆さま良い年をお迎えくださいませ。

2023年12月26日火曜日

林道圧雪情報-1

 雪の少ない年末になっていますが、今シーズン初の林道の圧雪。
12月28日中に行うとの連絡がありましたのでお知らせします。

2023年11月28日火曜日

冬仕舞いが終わる

 早め早めの冬への準備、これは雪国では皆が心掛けていることです。
毘沙沢はさらに厳しい環境ですから、天気予報に雪のマークが出る前から取り掛かります。
今年は11月8日冬の為の薪の取り込み、消雪池の設置開始から始まりました。

この間にもいろいろな方が遊びに見えたり、家具を搬入したりしました。
そして多くの方々から、この地の我々の活動に感謝の言葉を頂きました、、、こちらこそありがとうございました。

以下、記録に残します。

東北電力の検診に来てくれていた千枝さん
今年で最後になるようです

11月8日消雪池の枠組み

シートを張ります

水源ダムの泥出し

19日、毘沙沢生まれの義信さん夫妻
昔話を伺いました

只見の道の駅検討会で知り合いになった
漆とロック(株)の貝沼さん

工房毘沙沢制作の家具に囲まれて
公生さん宅訪問

山の水を引きました

20日、空き家バンクの我が家訪問も有りました

21日、工房の残された材料の引継ぎ
早川記録の早川さん、たまき木工所の玉木さん

ママカフェ訪問/スタッフの皆さん
店の看板が工房作の譜面台の上に

25日の朝

ふざわ近藤農園の近藤さん


26日、ベートーベン第九のマエストロ稽古
会津田島

サナエさんと麻衣ちゃん
今回も一緒に歌います

11月24日から25日に掛けてまとまった雪が降り、今年は11月26日に山を下りました。
26日は12月3日のベートーベン第九演奏会に向けてマエストロ稽古が会津田島であり、その後柏に移動しています。

12月3日の演奏会、お出かけいただけると嬉しいです。
私達には田島での最後の演奏会になると思います。
お会いできるのを楽しみにしています。



2023年11月6日月曜日

二地域を行ったり来たり

 相変わらず片道230キロほどの距離を行ったり来たりしています。
ま、同じ道ですからさほど苦にはなりませんが。
先日久々に電車で南大沢の都立大まで出かけましたが、人に酔ったのか、電車の移動に大変疲れました。

10月27日、ヤンマーの夏樹さんが除雪機のメンテナンスで来宅。軽トラで運搬。

28日、荒川先生ご夫妻が注文の椅子を受け取りに来宅。


30日、我が車のタイヤを冬用に交換。


11月1日朝、真恵美さんが注文の椅子を受け取りに来宅。その後お隣の岩〇さんとお茶。
    午後、トイレの汲み取りの車が1年ぶりに・・。


この間私は、依頼のサイドテーブルの脚を制作していました。



そして、少しずつですが撤退の準備。
その間に外はすっかり秋。


2023年10月25日水曜日

後継者は未だ決まらず

 町の空き家バンクを通して、10月13日東京からのご家族が二人のお子さんと、17日には那須からモノ作りの好きな青年の訪問が有りました。
しかし未だ後継者は決まっていません。

見学者の毘沙沢への評価はとても良いのですが、冬の豪雪への対応に二の足を踏んでいるようです。
住んでいる私には、12月半ばから3月中旬までの3か月ほどの雪との付き合いに慣れればそれほど恐れることはなく、むしろ楽しめばと思うのですが、どうやらネガティブな情報が周辺に多くあり、考えてしまうようです。

この町の多くの方々は、自分たちが苦労している分移住希望者に過剰な情報を伝えているようにも思えてきました。
大変であることと共に、楽しさも伝えなくては移住者は増えませんね。

そんな中でも私達は着々と撤退の準備をしています。
本当は、住み続けたい気持ちを抑えての引き上げは、実は辛いのですが・・・。
そうした気持ちを紛らわすため、、、今は日々家具を作っています。


沢山の注文を頂いてきたAさんの
書斎で使うデスク

そして18日、「ただみ・モノとくらしのミュージアム」にこの家の古い民具が引き取られていきました。
かんじきが沢山ありました


15日、4年ぶりのベートーベン第九、マエストロによる練習に参加。
久々に高橋先生や、多くのコーラスの懐かしい顔にお会い出来ました。
12月3日の本番に向けて日々練習しています。


麻衣ちゃんとも会えました。

18,19日は早川記録の早川さんが我が工房で作業。
そして、少し手持ちの材料の運搬もしました。





2023年10月5日木曜日

秋の気配の中で

 前回の投稿から早一月が過ぎ去ろうとしています。
毘沙沢もすっかり秋の気配。

この間の事を記録に残します。

「残したいの思いをつなぎたい」に関しては
9月29日、町の空き家バンクからの紹介で、毘沙沢に住みたいとの希望者のお1人の訪問が有りました。

この長い歴史を背負った古い民家を
気に入っていただいて嬉しかったです

9月30日、白山神社の遺構が「ただみ・モノとくらしのミュージアム」に無事に引き取られていきました。
少々寂しいのですが、ホッとしてもいます。



これらは手元を離れました

工房に関する件では、この間に早川さんの訪問が有り、また田島を拠点に活動している若い方々との交流の機会も頂きました。
残された材料の引き受けなど少しずつ話が進んでいます。



家具の制作
年内の、私が制作できる時間が段々と少なくなる中、精力的に、、、ううう、がんばってます。
・9月19日、低座のクリの椅子が柏市の知り合いのお宅に引き取られていきました。

嫁入り先で大切にして頂いています

・春に依頼を受けていた2つの椅子が、やっと9月26日無事に完成しました。



とても座り心地の良い椅子です

・我が工房で使われていたカエデの長椅子とストーブ前の低座椅子、10月2日、只見町出身のTAさんに見初められてお嫁に行きました。


すでに懐かしい2点

・この間、さらに注文を頂き、デスクの制作をスタートしています。

という感じで、バタバタしていますが充実もしています。
ありがたいことです。

そして10月4日、懐かしい故郷・駒込で駒小6年2組のお友達と命の洗濯


2023年9月9日土曜日

残したいの思いをつなぎたい・・・その7


只見町は豪雪の地であることは有名です。ですから毘沙沢の冬は厳しいのですが、私達がその中で20数年に及ぶ時間を過ごせたのにはそれなりの経験と対策、町当局そして地域の皆さま、そして多くの友達の協力が有ったからです。

そうしたことの多くはこのブログから読み取ることが出来るかと思いますが、もし引き継いでいただける方が決まりましたら、具体的に伝授させていきたいと思います。
そして、必要な2つ、それは車庫と除雪機ですがこれも引き継ぎたいと思います。

車庫は3キロほど離れた借地に建てられています。
私達は、冬はこの車庫に車を入れて家までは歩いて冬を乗り切ってきました。
冬の間の車庫はとても大切です。

冬の車庫

除雪機は何回か買い変えてきました。
引き継ぐ機械は、WADOのSX2411です。
2017年秋に新品で購入しています。
エンジンはホンダのガソリンエンジンです。

除雪機
只見町は豪雪の地ですが、これを楽しんで暮らすこともできます。
奥山で、雪との共存の仕方を手に入れるのもまた楽しいチャレンジではないでしょうか。

8月は、1か月の休みを日本で過ごすため、英国の娘の家族が4年ぶりに来日していました。
そんな事情からこの間は柏市で過ごす時間が多く、ブログもご無沙汰していました。
只見町にも遊びに来ました
イワナの里にて