2014年3月31日月曜日

只見町・川と人の物語


「豪雨災害の記録誌」と「川と人の物語」

昨年秋、聞き取り調査で鈴木克彦さんが毘沙沢にも取材に見えていました。
その成果物が出来て送られてきました。
「只見町・川と人の物語」・・・とても興味深い読み物になっています。
水害で被害を受けた方々の体験の記録と共に、それだけではない只見の生活が掘り起こされています。
只見町フアン必読書だぞ。
毘沙沢は、昭和44年の水害で集落移転(正確には全面移転ではない)をした経緯がありますので、「旧毘沙沢集落」として取り上げられています。

私の知らない当時の様子が紹介がされています。
毘沙沢紹介のブログですから、という理由で、関係する部分を掲載させていただきます(写真をクリックしていただくと拡大して読むことが出来ます)。
鈴木さん、お疲れさまでした。




昨日は、仙台から佐野さんが久々に毘沙沢へ、小百合さんを交えて「きらく」合奏の練習。
4月20日の演奏会に向けて、なのですが、私のホルンはヨレヨレであります・・・・あ~。

2014年3月29日土曜日

今日の毘沙沢

快晴、気温が上がりました。
春、春、春・・・・・・・・だ。
消雪池の片付け開始

集落内の林道の状況

昔水車があったという滝

太田へ抜ける道

北面の林道

いつも最初に咲く福寿草

我が家へのアプローチ

2014年3月28日金曜日

春が来たというのに、がっかりすることが・・・・。

こういう事を書くと、関係者はおもしろくないのです。
それは分っていますが、書かなくてはいつまでたっても改善されないと思う・・・お節介。

今日は、久々に町役場へ出かけました。
只見型「道の駅」構想に関する報告会・・・う~、今後の動きが気になりますね・・・・・いやいやまだまだ・・・。
この町には、難しい人が沢山いるようです・・・・本音はがっかりです(誤解の無いように…この部分は直接の関係者以外に対して)・・・これでは、一生懸命考えてきた甲斐がないではないか・・・後は若者がんばれ・・・いや、私も応援します・・・よ。

本題は、景観。
伊那川の落橋が再建されていました。
写真では影になって良くわかりませんが、橋梁は真っ赤、手すりは鮮やかな青・・・。
おいおい、これで良いのか「自然首都」「ユネスコエコパーク」、関係者は分って決めているのだろうか????。
自然は本当に美しいのだが・・・
朝日地区の駐在所と奥の町営住宅

朝日地区にある町営住宅と駐在所は、景観に関する協議を重ねて作られています。
私は、これが今後の町の基準になると認識していたのですが、最近作られた明和の駐在所は、プランは同じ?で外装が違う。

どうしてこういうことになるのか?その場所の特徴を出す?周辺との関係?・・・。
とてもそうしたことを考えてのデザインとは思えない。
何方かの、素人の単なる思い付きでしょうか・・・・これもがっかり。
今回出来た明和の駐在所

お昼を食べながら若者と、「この町は、過去にいろいろなことを考えたり、行なったりしてきたけど、なんだかちぐはぐ・・・。」

2014年3月26日水曜日

変化を楽しむ

柏と奥会津の間の移動は、歳と共に大変になります。
一般道で230キロ程度の距離を2人で交代しながらですが、乗り物に弱い私は、より疲れるようです。

それでも、今の時期は結構楽しい。
この桜は毎年早い開花
二宮のイチゴ…まだ少ない

季節の変化が関東と奥会津では大きく違うので、開花や新緑の変化を楽しむことが出来ます。
道の駅での野菜や果物、山菜などの季節感も楽しみの一つ。
途中の食事は、目的に合わせて時間とコースを変えます。

昨日、8時柏発・・・駐車場の近くの慌て者の桜を見つけました。
二宮の道の駅のイチゴはこの時期の楽しみの一つ。
大雪でハウスが壊れて、今年は…の心配もありましたが、まずまず並んでいます・・・摘みながら運転。
あおい亭のランチ

矢板の「あおい亭」のお昼の20個限定ランチはお勧め。
毘沙沢はまだまだ雪の中

毘沙沢に到着が15時。
林道はまだまだぬかっていましたが、何とか家の前まで車を入れました。
今年初です・・・・歩かなくて良いのは楽ですね。

2014年3月24日月曜日

またまた嬉しい事

数日前に、匿名で、私のメールアドレスを教えてほしい、という投稿がありました。
匿名者にメールアドレスを教えることは・・・と、迷いました。

基本的には人を疑うことをしませんが、インターネットでは何が起こるか分らない恐ろしさからそのままにしていました。

その匿名≪I・琢身さん≫から、私の昔のアドレスにメールが入りました。
「貴ブログに掲載された写真を基に描いてみるのですが・・・ なかなか
思うようには いきません! (涙)」のメモを添えて。
私のアドレスを探してくれたのでしょうか。
そして、私がこのブログで投稿している写真を基に水彩画とした絵が4枚添付されていました。

その4枚の絵をここに投稿させていただきます。
これらの絵は、私の写真が基になっていますが、、写真以上にその場の雰囲気、この地の温かさを良く表現しているように思われます。
それは、琢身さんがこの地の方で、この地を懐かしく愛している方だからなのだと想像されます。




こうした事は、想像だにしない出来事でした。
私のブログを見て、懐かしい故郷の写真を絵に描く。
そして、それを私に送ってくださる。

ありがたい事です。
またまた嬉しい事です。
こんなブログですが、書いてて本当によかった。

2014年3月23日日曜日

南会津吹奏楽フェスティバル2014

21日は朝から吹雪。
前日林道の途中まで持って来ていた車が・・・少し慌てましたが、時間を早めて下山。
会津田島まで来ましたら、少し春めいていましたが、それでも風は冷たい。
当日の朝、ホテルから見る会場建物

22日の南会津吹奏楽フェスティバルの為、前日のリハーサルから参加。

御蔵入交流館は私達にとって・・・とても大切な活動の場になっています。
少し早目に到着、となれば図書館で時間を過ごします・・・リビングのような場所になっています。

お昼は、お隣の祇園会館、我が家の食堂ですね。

演奏会には、久々に会う顔もあるし、初めての参加者もいます。
中学校の先生も第九以来親しくなっています。
子供たちは、孫みたいですから、可愛いし。
全出演者
練習中は真剣

チューバはすごい、あ・・ユーホもすごいぞ


本番は、あっという間に終わるのですが、その前の練習とリハーサルが私は好きです。
本番前の昼食
合間におしゃべりしたり、車座になってお弁当を食べたり。
楽器を演奏していて良かったと思います。

はじめよう田舎暮らし

「おいでよ南会津」から取材を受けた動画、全国から見ることが出来ます。

インターネットの検索で
《南会津の笑顔#はじめよう田舎暮らし! 19(只見町)》
あるいは、https://www.youtube.com/watch?v=lSrw1C2IpyA&feature=youtu.be

この動画シリーズには、只見町からも何人かが取り上げられています。
移住者の動機などが良くわかります。

そうした意味でも、宣伝して、多くの方に見て頂きたいと思います。

2014年3月20日木曜日

除雪と共に来客

雪の季節に遊びに来たいと前々から・・・の、駒込小学校のクラスメイト3人来客。
車ではない、電車を乗り継いで只見駅に昨晩到着、民宿「曲がり家」宿泊。
そして、今朝、除雪が終わった林道を歩いて来ました。

未だ除雪がされない事も考えていたようなのですが、それにしては重たいお土産ばかり。
幼馴染はありがたいものですね。

あいにくの雨模様ではありましたが、たわいの無い話などして・・・時間が過ぎました。
おかげで私も「むら湯」に久々に浸かることが出来ましたよ。

今晩は、森林の分校に泊まって、明日只見駅から代行バスに乗って会津若松方向に向かうようです。
また、季節の良いときに遊びに来てくださいね。

2014年3月19日水曜日

毘沙沢林道開通

今日午後、毘沙沢林道が開通しました。
これは、早さで最早記録タイです。
それでも3ヶ月間の林道の閉鎖はやはりこの地で生活する者にとっては大変なことなのです。

今の時代、車が通じないということが如何に大変であるかは、なかなか経験できませんから、分らないかもしれませんが。

そうして喜んでいたら、明日我が家を訪問予定の駒込小学校の同級3人は、電話の向こうで、「スノーシューもって来たのに」と・・・あ~そうか、ごめん。

2014年3月18日火曜日

里山資本主義

このブログを読んでいただいている皆さんの多くは、すでにお読みかと思います「里山資本主義」。
遅ればせながら読みました。

著者の藻谷さんは、TVではたびたびお話を伺っていましたから、どういう考えの持ち主かは薄々存じ上げていました。
その藻谷さんの、正確にはその仲間の、今のマネー資本主義対する挑戦状?とも思える集大成といった本です。

この本を読んで、驚いたのは、毘沙沢で、私が十数年前からこの地で経験してきたこと、考えてきたことと多くが重なっています。
木を使って物を作り生計を立てる、薪を燃して冬をしのぐ、古民家を再生して住まう、沢の水を飲み、森林の分校の事業化(森林の里応援団の立ち上げ)、棚田の再生(3年間)、多少の畑・・・・。

何でこうした生活をしているのか、なかなか説明が出来なくて・・・と思っているようなことを、実に論理的に説得しているではないか。
そうなのだ、そうなのだ・・・こういうことなのだ。

2014年3月15日土曜日

ありがたいこと

建築の仕事をしているときも、素敵な建物が出来ると多くの方から喜ばれます。
雑誌に掲載されたりすると、それはそれは設計者として嬉しくなります。

家具の仕事でも心に沁みることがあります。

先日、忠夫先輩の三回忌でお宅にお邪魔したときに、私の山桜の額に、奥さまが描かれた大切な方を描いたスケッチがおさまっていました・・・遺品の雲形定規と三角スケールも添えられていました。
小さな額縁なのですが、中心に大切に飾られていました。

だいぶ前になりますが、あしなが育英会の仕事で、食堂に大きなテーブルを作りました。
それを覚えていた、正一さんから、今東北で進められている、3.11被災遺児のためのレインボーハウスで使う大きなテーブル製作の話が届いています。
本当は、すぐにでも欲しい・・・のですが、雪のため作業が出来ません・・・製作をまっていただいています。
あしなが育英会のテーブル「1本の木から」がコンセプトでした

オーディオ店で有名なダイナミックオーディオから、たびたび仕事を頂いています。数年前にスピーカー台を硬くて重たいオノオレで作りました。そして、今回は小さなものをクリで作っています。オーディオラックはシリーズで永きに渡って作り続けています。
こうした、気心の知れた関係も大切にしたいと思います。
今製作中のもの
春の声を聞いて、少し心が晴れています。

2014年3月14日金曜日

林道の除雪近し

毎年、今の時期は落ち着きません。
いつ林道の除雪が行われるのか・・・これで予定に影響が出ます。

今年は、林道に新しいブルが頻繁に走ってくれたので、路面の雪の量が少ないような気がします。
ですから、早く走って~~、とお願いしました。

そして、19日(水)午前中までに除雪終了予定・・・の返事を頂きました。
あ~これが実現すると、2010年とタイ記録。
一日早く終われば新記録となります。

いよいよ、毘沙沢に本格的な春が訪れそうです。
越冬が終わるのだァ~。

2014年3月10日月曜日

吹雪きました

今日は一日吹雪き、家の中にいるとさほど影響はありませんが、窓の外は別世界であります。
完璧に陸の孤島でありますが・・・なれてしまった~。

家具の製作で、大きな板から厚い部材を切り分けました、マグロの解体のように。
ホルンも吹きます、歌も歌います、美味しい空気も沢山吸います、健康に良いという生水を飲むことだってできます。
なんだって出来るのですが・・・。

雪の影響を大きく受ける生活。
この冬は民具収蔵展示施設の2回の委員会に、残念ながら出席できませんでした。
昨 日は、自然に学ぶ会のイベントもあったのですが、とてもとても無理なのです。
がんばりすぎ?

そうだ、この地にはインターネットを使った会議とか、講演の公開とか・・・そうだ、不便な地では、不便な地だからやる意味の有る、会議とか、情報伝達の方法があるではないか。

そんなことを考えていたら、昨年末の「2013南会津で第九を歌うハイライト01」「2013年南会津で第九を歌うハイライト02」を発見、You tubeで検索して・・・下さい。
あ~懐かしい・・・世界中で聴けるのだ。

このブログを読んだ皆さま、聴いてください、我々の第九。
私は、右の端で、少しがんばりすぎています。富美恵は真ん中にいます。
恵子さん、麻衣子さん、亜弓さん、サナエさん、潤子さんもいますよ~探してみてください。

あ、今日は東京大空襲、69年前、私の父と母は戦火をくぐりぬけて、六義園の池のほとりで夜を徹したのでした。

2014年3月9日日曜日

春は・・・・。

今年の冬は雪が少なくて助かります・・・などと言っていたら、春直前によく降りました。
神様は、不公平にならないように、最後はつじつまを合わせてきますね。
でも、そろそろ冬将軍よ去ってくれ~~~~。
昨日の我が家

昨日雪の中に戻りました。
塩原を越えたあたりから雪は激しさを増し、林道を歩く頃がピーク、がんがん降る中を休みながらですが、戻りましたよ。

今朝の窓の外
家に入ると、空気は冷えていて、汗をかいたシャツがすぐに冷えて寒いのです。
ストーブは、陣笠の無い、空に開放した煙突は雪で詰まり、溶かすまでは煙が逆流しますから部屋は煙で大変なのです。

今朝は快晴、ストーブに火を入れて、パソコンに向かって・・・屋根の雪がまだ落ちません。
雪を片すのは屋根の雪が落ちてからにしよう。

2014年3月7日金曜日

関東で

柏市の人口は40万人、若い町なのですが、、そんな町にも高齢化の波が押し寄せています。
ですから、特別養護老人ホームが15施設ほど有るようです。
そんな施設を3つ見学しました。
特養らしからぬ素敵な施設

同じ特養でもそれぞれ運営の仕方に特徴があり、え、チョッと、と思うような施設から、こんな所なら私も入りたい・・・まで、今回の3つを比較しても・・・直接見なくては分らない・・・ですね。

今回の3つの施設は、それぞれウェイティングが200人を超えていました。
ここで問題になるのが、1人でいくつかの施設に登録する中で、どのような基準で入所順位を決めるのか?

柏市では、市内施設の申し込み用紙を共通にして、市が公平性を管理するという方法を取っているようです。
緊急性の判断は、各施設が評価表を作り点数で優劣をつけるので、1人1人の状況によって順番が変わるわけです。
吉祥寺で
特養では介護度が高く収入の少ない人が優先されています。

ちなみに、入居者の入れ替わり(ほとんどが死亡)は年間30%ほど、と、ある施設から伺いました。
70人の施設で年間20人ほどが新しく入ることの出来る人数です。

5日、Hさんの3回忌に出掛けました。
はや2年、いつものメンバーで、その後吉祥寺でお嬢さんを囲んで懐かしい話などいたしました。

昨日、新大久保でホルンのレッスン。
町の第4回民具収蔵展示施設検討委員会にはまたまた参加できませんでした。
この季節はスケジュール管理が難しい。

2014年3月2日日曜日

ハードな一日

8時半、毘沙沢発。

我が車は13年が経過し、走行距離18万キロなのであります。
多くの部品が寿命に成りつつあるためか、故障もたびたびで買い替えの時期なのだと認識しながらも・・・想い出も多い車だし、軽トラ的な使い方だし・・・あと2年は乗れそうだ・・・などと今年も車検を更新しました。
奥の車が我が車

この時期の車検は、陸の孤島居住者には大変厄介なのですが、地元整備工場のおかげで助かります。
鍵を預け、適当な時期に車庫から運んでいただき、終わったら戻していただきます。
そんな車検が、部品の手配の関係で下山ギリギリの作業となったようです。
車庫の前で、角田さんから直接受け取りました。お世話になります。

鬼怒川からの美和子さんと湯ら里で待ち合わせ、昼食、その後麻衣ちゃんちで合唱練習。
4月20日の今市でのコンサートには、只見町からは歌と「きらく」が参加予定。
綺麗な歌声が・・・

沢山の歌を歌い、打ち合わせを終えて、郵便物を受け取り、会津田島へ移動。
ヨークの駐車場の車の中でお弁当食べて、お蔵入りへ。

3月22日の演奏会に向けて、我々は久々の合同練習参加でありました。
合同練習は楽し

21時終了。
14年目の愛車を走らせて、柏着24時半。
ハードな一日でした。