2021年12月31日金曜日

林道圧雪情報・・・3

 年末年始の雪が収まりそうな、1月5日(水)午前中、あるいは4日(火)に毘沙沢林道圧雪の予定です。
時間ははっきりしませんが、ライブカメラ「森林の分校ふざわ」でブルトーザーの出動状況を確認ください。

2021年12月28日火曜日

14回目の年末の一言

 2020年「年末の一言」を書くことが出来ず、13回目は欠番となりましたが、今年を14回目としました。

12月22日・雪の道を歩いて我が家にたどり着いた直後の毘沙沢

昨年は、「想い出の中に」というタイトルで、毘沙沢での生活の始まる1994年から、このブログを書き始める直前の2007年秋までを70回に分けて記録。

前々から整理したいと考えていた製作家具の記録は、今年、「只見で生まれた家具」として71回に分け、321点の家具すべてを記録に残すことが出来ました。

共に、思い出しながらの作業で、あるいは消息の分からない写真などもあり苦労しました。
しかし、何とかこのようにブログの中に収め、何時でもどこでも見ることが出来る情報に定着する事が出来たことは嬉しい事です。

今年の毘沙沢での生活も、相変わらず新型コロナの影響を受けましたが、5月には2回の予防接種を終え、柏市と只見町を年間22往復(合計距離1万キロ)を走りました。
人が集まり難くなったこと、我が家でのイベントが少なくなったことなどが毘沙沢にじっとしていられないという現象となり、2地域を移動する行動になっているように思います。
都会と奥山との往復は肉体的には厳しいのですが、今の我々には必要な生活パターンになりつつあるようです。

そんな中で「大学生の家具作り」として、福島大学の大黒ゼミの皆さんが工房で家具を作ってくれたり、福島のTV局、テレビュー福島が「ふくしまSHOW」という番組で取り上げてくれる、という新たな動きも有りました。
大黒ゼミの活動が目指す「地元に根差したスローな地域の楽しみ方」の中でまたお会いできればと思います。

数日来の大雪で、今日現在毘沙沢は陸の孤島となっています。
こうした状況を何とかしよう、という活動が布沢区の中で動き出しています
12月8日、区から町長と議長に対して、林道沿線居住者の安全な生活のための新たな陳情書が出されました。

過疎高齢化に悩む町の中で、コンパクト化の動きを止めることはやさしい事ではありません。しかし、町行政の当事者がそれを認めたら、町の存続そのものが危ない。
この町は、毘沙沢のような末端も決して見放さないという意思を示してこそ生き残れるのだと思います・・・末端の生活に優しく強い只見町を目指してがんばれ。

私達は、今年も多くの方々に支えられて、何とか毘沙沢での生活を続けることが出来ました。
お礼申し上げます。
そして、来年もまた皆様にとって良い年でありますようお祈り申し上げます。

2021年12月27日月曜日

林道圧雪情報・・・2

 現在只見町の積雪量は120㎝と記録されています。
今日の町農林建設課からの連絡です。
今回の雪が一段落する12月29日(水)に林道の圧雪を予定しているとの事です。

ブルの走る時間ははっきりしていませんが、歩行の際は気をつけて下さい。

2021年12月24日金曜日

楽天モバイルの基地局が来る

 毘沙沢は、現在携帯の電波が届かない地域となっています。
そんな場所に、来年楽天モバイルが基地局を設置する計画。

最初は冗談か何かの間違いか・・と思っていましたが、本当のようです。

現在の電波の状況と毘沙沢
青の破線が毘沙沢林道

只見町の中の毘沙沢の位置

電波による健康への影響なども気になるところですが、前向きに考えることとしました。
果たして私たちの生活にとってどんな意味が有るのか・・・不安を残しつつ。

現在は光ケーブルのおかげで特段の不便は在りませんが、新たに楽天モバイルの基地局が出来ることで毘沙沢の生活に別の展開が生まれればとの期待もしたいのです。

「景観の事を考えれば・・・」との意見もおありかとは思いますが、末端の地の生活者の選択・・・です。
都市部とのパイプをしっかり繋げたい・・・只見町の未来のために。

2021年12月23日木曜日

3泊4日の旅

 前々からの予定を決行。
目的は飯舘村でのイベント「いいたて村民食堂」の覗き見と毘沙沢の除雪。

20日に柏をたち、一路宿泊先の飯坂温泉を目指しました。

正面が安達太良山

途中、気になっていた黒磯駅前の図書館への立ち寄り。
月曜日休館ですから内観はできませんでしたが、駅前の整備状況などと図書館の関係を拝見出来ました。
次回、時間を作って図書館内部を見学したいと思います。
黒磯駅前図書館
設計:UAo伊藤麻理

21日、飯坂から飯舘までは1時間ほど。
まだまだ帰還できない方々が多いこの村は、山に囲まれた静かなところでした。

道の駅は数年前に出来ています。
セブンイレブンが入り、観光客にも地元の方々にも親切な施設になっていました。

飯舘の道の駅

村民食堂は、福島大の大黒ゼミの皆さんが地元の方々と運営する月に1日の食堂。
そしてこの日はその初日。
私の工房で大学生の皆さんが作ったちゃぶ台が、初めて使われる会場です。

村民食堂の会場


懐かしい顔に出会え、美味しいおこわ飯、具だくさん味噌汁、地元のおばさんの漬物をいただきました。
それにしても、沢山の人と報道陣の賑わいには驚きました。

この日の夕方のTV3局のニュースでこのイベントは報道されたのですが、NHKのニュースには私達も出演し冨美恵がコメントしてました。
驚きの、嬉しい一日になりました。


NHKのニュースでこんな映像が

宿泊先の芦ノ牧温泉への途中で智恵子の生家を拝見。
高村光太郎と結婚した後、智恵子達は、私が育った豊島区駒込で暮らしていたことを知りました。

智恵子の生家

生家の庭にて

22日に雪の毘沙沢に向かい、今シーズン初の雪上歩行。
家の周りの除雪をしました。

圧雪でブルが走ってくれていました



2021年12月20日月曜日

林道圧雪情報

今日14時現在、只見町は53センチの積雪と記録されています。

◆林道の圧雪は12月21日(火)
あるいは22日(水)朝の予定と町から連絡がありました。
ブルトーザーの走行に注意して歩行ください

2021年12月18日土曜日

道の駅の事など

 柏市は43万の人口を擁する首都近郊のベットタウン、R6号線とR16号線が東西南北に貫いています。
そんなに立地の良い柏市ですが、道の駅は1か所、柏市の東、手賀沼のほとりに有る「道の駅しょうなん」。


長い事手狭で、週末などは駐車場に入るのがひと苦労という状況でした。

その「道の駅しょうなん」が新しくなり、12月16日に新館オープン。
昨日、雨の中を出かけました。

幾何学的な大屋根は何かの展示場のように見えます。
広々とした駐車場から、人々を受け入れるように大きな口を開けている。
天井の高い大空間には地元の野菜が整然と並びますが、この景色は最近の道の駅の定番。


交流都市只見町のコーナーを見つけましたが、想像以上に小さいスペースで、少々がっかり・・・でも、繋がりが残っていたので、嬉しかった。

只見町のコーナー

今まで使われていた既存棟は、来年4月に向けて改装され、レストランや焼きたてパンの店などがオープンするようです。

只見町は現在、町内での道の駅の建設に向けて議論をしています。
豪雪の地の道の駅の在り方は、解決しなくてはいけない課題が沢山あります。
慌てることなく、本当に必要な施設を、利権に関係ない澄んだ目で見て、適所に計画願いたいと思います。
頑張れ只見町。

数日前になりますが、久々に高校時代のFご夫妻とお会いしました。
食事をして、お話が沢山出来ました。
元気をいただきました・・・ありがとう。
また会いましょうね。


2021年12月7日火曜日

今の毘沙沢

12月5日(日)毘沙沢に戻りました。 
11月27日に積もった雪が写真のように家の周りに残っていました。

5日の我が家

今日7日、夜半から雨が降り気温が上がったのか、林道の雪も少しずつ溶けています。
おかげで今日現在何とか車が入っていますが、5日の林道は写真のような状況で、少々怖かった。

5日の林道

5日午後、今シーズン初、家の周りの除雪。
除雪機の様子を見るため、季節初めには操作に慣れるための時間が必要です。
少しずつ冬への気分を高めるための助走。

お友達から裂織りポーチのリクエスト。
亀岡のトレーラーハウスへ出かけてきました。
ありがとう。



2021年12月2日木曜日

ふくしまSHOW

 昨日19時から放映された「ふくしまSHOW]、私達は関東平野に居たため、残念ながらライブでは観ることが出来ませんでした。
今日のお昼から1週間、パソコンからTVerで観ることが出来ると伺っていました。
まだの方はそちらからご覧ください。

只見町の特集番組、町の中の果たしてどのようなことが取り上げられて、毘沙沢がどのように扱われるのか少々不安ではありました。

毘沙沢は、全国版のTVで「ポツンと一軒家」に取り上げられた経緯があります。
今回は、そうしたことを意識して演出されたように見うけられました。
何だかホッとしました。

ドローンによる空撮






担当のTUFチーフプロデューサーの伊藤さん。
映像にこだわり、照明にこだわり、そして全体のバランスを上手に組み立てていたと思います。
只見町のお友達も沢山出演していて嬉しかった。

先ほど伊藤さんからお礼のメールが届きました。
視聴率、高かったようです。

2021年11月27日土曜日

ちゃぶ台が嫁に行く

 初雪の翌日、大学生が作った「ちゃぶ台」がお嫁に行きました。
12月21日に催される飯舘村「までいな家」で開催の「いいたて村民食堂」で食卓として使われます。

福島大学の車で出かけていきました

嫁入りした「ちゃぶ台」4点

「・・・村民や関係者じゃなくても大丈夫!」と書かれていますのでお近くの方は是非お出かけください。
私達も、もしかしたら・・・。



裂織りを選んでます

大学生の作った「ちゃぶ台」のほかにも、毘沙沢の裂織りのランチョンマットとコースターにもお目にかかれると思います。 

2021年11月24日水曜日

初雪

予報通り、今朝から雪が降り出しました。
いよいよ雪国の冬が始まった…そんな雪です。



まだまだ根雪にはならないとは思いますが、冬の準備が終わってからの雪は何やら心地よい。

雪の直前、昨日仙台のYSさん来宅。
元気で良かった。



 久々でした。

2021年11月23日火曜日

冬支度

 天気予報に雪の予報が現れると、慌ただしくなります。
冬支度は雨風のない晴天日を選びたいのです。

19日:家の前に仮設の消雪池を設営。
かれこれ10数年、この時期になると同じ作業をしてきました。
重たいものを運ぶのは辛いのですが、慌てずのんびりやればさして大変ではありません。
シートを敷き込んで作業は終わります。

廃材を利用して囲みを作ります

排水管と給水ホースを繋いでシートを敷き込みます

20日:山から水を引き込みます。
100㍍ほど上流の小さなダムを掃除し、配管を繋ぎます。
水を通してから、途中の配管の様子を点検。
今年は、私が草刈の時傷をつけた場所から大量に水漏れ発見。
急遽、テープで応急処置。

メンテナンスで泥を掘り出します

小さなダム

黒パイプで水を引き込みます

21日:森林の分校ふざわの冬仕舞いに出かけました。私の作った屋外家具のメンテナンス。
そして、午後は毘沙沢で若者と一緒にアップルパン作り。そして分校で販売する裂織りを選びました。


アップルパンでお茶

分校用の裂織り選びと打ち合わせ

22日:午後から雨。小降りの間に林道の倒木を運びました。

硬くて重たい・・・良い薪になります
我が車は軽トラのように働きます

冬季間の林道の圧雪。
今年も例年通りに実施して頂けるよう町にお願いしました。
この件については林道沿線関係者にはお知らせしましたが、連絡の取れていない方は、こちらから報告です。
例年通り圧雪日が決まりましたら、このブログでお知らせいたします。

2021年11月17日水曜日

只見生まれの家具(シリアルナンバー・2321)

 書斎に造り付けデスクの製作依頼
寸法等、デザイン指定で発注された仕事でした
2020年10月31日のこのブログに納品の様子が書かれています

◆NO.2321       書斎のデスク
                  寸法:W1800   D800  H720
                  製作:2020年10月
                  素材:ミズナラ  仕上:オイル
                  所有:山梨県北斗市   藤森氏

納品後



工房にて製作中の引き出し