2012年12月30日日曜日

5回目になる年末の一言

長い一年だったような気がします。
いろいろなことがありました。
身近に親しい人を何人か喪う年でもありました。

自らを振り返ると64歳という年齢に達しました。
46歳で毘沙沢に足を踏み入れ、53歳で移り住み、そしてすでに11年が過ぎたことになります。

この地に親しむにつれ、冬の生活が重く圧し掛かります。
毘沙沢で生活し続けたいが住み続ける事が難しくなるかもしれない、との思いが心の葛藤となって圧し掛かるのです。

そんな気持ちから、今年は、区を通して毘沙沢林道舗装化の陳情をしました。
林道沿いには3軒4人の町民が生活し、別荘も十数軒有るのですが、縮小している過疎高齢化の社会の中では簡単ではありません。
しかし、そうした活動無しには住み続けることはできないという現実もあります。

柏オフィスで皮革の背を製作
毘沙沢で製作した家具は通算250に達しました。
この地での家具と裂き織りの仕事は今後も続けたいと願います。
さらに、来年は建築家としての活動も少しづつ復活するつもりです。
雪に負けずに、頑張るぞ~・・・正月開けに雪の世界に戻ります。

来年も、皆さまにとりまして良い年でありますように。
このブログもまだまだ続きます。

2012年12月24日月曜日

はーとふるコンサート終わる

22日、予定通り早朝下山。
昨年製作の二連の橇はすこぶる調子が良い。
悪路でも、そこそこ対応でき、転覆を免れています。
普段重いものを担ぐことをしていない我々には、橇は実に良い道具ということになります。
今回は、写真のように楽器やら・・・・・・を載せて。

そして、日本女子バレーの選手の皆さんのポーチと監督の椅子を「ただみコミュニティークラブ」のHさんご夫妻にお届けしました。
「ただみコミュニティークラブ」は特定非営利活動法人として、がんばろうふくしま!応援プロジェクトを展開中。
裂織りポーチは、来年再編成される全日本女子バレーの選手の皆さんに、そして監督の椅子は、眞鍋監督自身がこの椅子に座ってバレーの指導されるとの話でした。
う~、楽しみですね。

お昼過ぎから、演奏会に向けて会津田島で吹奏楽の合同練習。
夜の8時ごろまで練習・・・駅前のグリーンホテル泊。
23日8時半集合、午前中、中学、高校との合同練習。
ホールでの中学生、高校生との合同練習
今回は田島吹奏楽団のホルンに、いわき市と仙台市から応援を頂いたので4人。
迫力が違いました。ホルンはハーモニーが魅力ですから、4人は良いですね。
只見から、H、Jさんご夫妻とか、○○さんご家族に聴きに来て頂きました。

只見中学、只見高校、田島吹奏楽の合同演奏
ありがとうございました。
演奏会の後、我々は、雪の無い関東平野へと移動しています。

2012年12月21日金曜日

雪の中で



寒い日が続いています。
23日の田島御蔵入り交流館での「はーとふるコンサート」が近づきました。
明日は、午後からリハーサルに参加します。
そのためには、準備が必要。
林道の圧雪作業が午後終了。この冬初めてのブルドーザーが毘沙沢を走りました。
これで、ソリに載せた、眞鍋監督のお礼の品とか楽器とかが無事に山を下りられそうです、感謝。

「はーとふるコンサート」は23日(日)午後2時から会津田島「御蔵入交流館」です。是非是非お出かけ下さい。

もう一つ、横浜で下記の「只見展」があります。和子さんや恵子さんが行きますよ~。こちらも、是非是非覗いて見てください。




●パネル展示『自然首都・只見の自然』
 12月24日(月)~27日(木)10:00~18:00(最終日16:00終了)
 会場/かながわ県民センター1階展示場
●講演会『只見の自然と暮らし』
 12月24日(月)・25日(火)14:00~14:40
今回の講師も、学ぶ会事務局長の渡部和子さん(ブナセンター主任指導員)です。
首都圏の方にはぜひ聞きにいらしていただきたいと思いご案内しました。24日には何人かの会員が来てくださると聞いていますので、皆さん会場でお会いできるといいですね。








年末年始は留守にします。その間の大雪が心配・・・だいぶ軒先が傷んでいますから、少し修繕しました。




2012年12月19日水曜日

図面を描く

図面を描いていると、気持ちが落ち着きます。
今は家具の図面を描く程度ですが、それでも形をあれやこれや考えて図面に定着する作業には充実感があります。
使っている道具は昔のものばかりです

今の設計者は、コンピュータを使うのですが、私の時代は手で書くことが全てでした。
若い頃は、出社と共に製図版の前に貼り付いて、夜遅くまでせっせとスケッチやら図面を描いたのです。
実施設計の時には、図面製作工場ですから、大きな建物の場合は数ヶ月・・半年と毎日図面を描いていました。
ですから、今でもそうした行為が、身体を頭を喜ばせるのでしょう。

2012年12月18日火曜日

40の裂織り・ポーチ

日本女子バレー・眞鍋監督のバレーボール教室(10月6日)のお礼の品(町からの依頼)。裂織りポーチがやっと完成。
一つ一つの違いが分かります

織から、縫製まで全てを1人でこなすというのは、40という数になると、大変なことです。
女子バレーの選手の「あきらめない試合を見ていましたから、いい加減には出来ない」と富美恵。

とにかく、手作りらしい手作り品を、気に入って使って頂けると嬉しいですね。
裏地も個性的なのですが見えない

2012年12月16日日曜日

第二次審査会

只見町新庁舎の設計者選定の為の公開プロポーザル、第二次審査会が昨日行われました。
10人の選考委員の皆さまの熱心な、公正に議論を尽くして・・・良い建築家を残したいという気持ちのこもった審査会だったと思います。

18人の設計者からの技術提案書は、一日前の14日、庁舎の中で展示公開され、町民からの意見も事前に頂いていました。

二次審査を通過した設計者は5名。三次審査、各設計者からのヒヤリング(設計説明と質問)は来年2月17日、町民公開の場で行われる予定です。
富美恵の下の横の溝は、カモシカが歩いた足跡 、雪が深いのでラッセルしてる

15日、山を下りるにあたって、お願いしていた、林道の圧雪はついに間に合いませんでした。
と思っていたら・・・実は、ブルドーザーは、朝走っていたのでした。
ところが、途中、杉の木が倒れていて、その杉が電話線に架かったため、ブルが通れなかったのです。実はこの事は、先日の停電の時に電力会社の作業員が気がついて、NTTには連絡していたのですが、未だに手が着いていない、と言うことでした。
おいおいお、これでさらに雪が降ったら・・・切れたらどうするの?困ります・・・NTTはどうなってんだ。
電話線・光ケーブルが・・・あぶない。この手前でブルは引き返した

今回の下山は、久々でしたので、Aさんの家具のセッティングを確認し、自然に学ぶ会の忘年会にちょっと顔を出し、湯ら里に宿泊して、温泉に浸かって少しのんびりしました。
そうそう、湯ら里の町民優待プランを使うと、1泊2食付で6,650円です。町民が一緒ならどなたでもこの値段で利用できます。来年3月31日までです。

2012年12月14日金曜日

はーとふるコンサート

今月23日(日)午後2時開演、会津田島「御蔵入り交流館」で「はーとふるコンサート」が行われます。
私達は、田島吹奏楽団でホルンとフルートのパートで出演予定。

とても楽しみにしていますが、でも実は、事前の合同練習に中々参加できないで困っています。
夜の練習ですから、田島に宿泊しないと無理なのです。

でも、楽譜は頂いていますから、2人で練習しています。
そして、皆さんとの合同練習は直前の22日になりそうです。
こんなことでは良い演奏は出来ないと分かっていますが事情が許しません。

今回のコンサートには、歌の皆さんと、吹奏楽の田島中学、田島高校が共に演奏いたします。
是非是非お出掛け下さい。



2012年12月13日木曜日

雪を掘る

雪が小降りになり、この4日間は、連日雪を掘っていました。
いずれ春になれば融けるのですが、これから春までの積雪の量が分かりませんから・・・怖いのです。
家の周りの3辺の長さの和が50メートルほどありますから、4日で150立方メートルほどの雪を掘ったり飛ばしたりしたのだと思います。
中古のジーゼル除雪機はまだまだ元気

今回は消雪池も機能しませんでしたので、その回復にも時間が掛かりました。
今まで、こんな事は無かったのに??・・・水の深さが足りなかったのか?
と言うことで、排水パイプの位置を少し上げました。
回復した消雪池

雪を掘るなどと言う事は全くの徒労なのですが、良い運動と前向きに考えることにしています。
自然とのやり取りは頭脳労働でもありますから、きれいに片付いた後に、少し満足感があります。
あ~、ビールを買い忘れた。


2012年12月11日火曜日

たいした雪です

8日の夜から始まった今回の雪は、9日10日と降り続き、あっという間に全てを埋め尽くす勢い。
そして今も、続いている。
大きな家に住むという事は、それだけ除雪も大変と言うことです

今年は、除雪機収納の小屋を作ったので、幸いこれが早速役に立ちました。
しかしながら、消雪池が上手く仕事をしていません。
いや、あまりにすさまじい積雪、一日で1メートルという勢いに、順応できなかったのでしょう。
一気に積もったので、池の上に大量の雪が・・・。

昨晩、夕食時間に停電。
あ、また林道の入り口の杉林の断線かな???と・・・・。
停電すると、光電話が使えません。携帯は電波が届いていません。
この停電を誰も知らない可能性があるというところが、ここでの怖さ。

ま、慣れていますから、早々自家発電を使って東北電力に連絡。
やはり、毘沙沢林道だけの、局地的な停電でした。

「これから、そちらに向かいますが、林道は除雪してありますか?」「いや、除雪してません」「そうですか分かりました、とにかく、向かいます。しばらくお待ち下さい」そんなやり取りをして・・・。。
雪国の東北電力は馴れたものです。

富美恵は、40個のポーチの仕事を、ロウソクの光で頑張りました・・・でも電気は来ませんでした。
ローソクの光で仕事

夜中に、ぱっと明るくなって、テレビがにぎやかに音楽を演奏しだす。
ええええ・・・どうしたどうした。
そんな感じで。夜中の1時近くに、電気が通じました。
そして、電話「電気直りましたか」はい、大丈夫です。ご苦労様でした。」
雪国の東北電力は、本当に本当にすごい・・・・・本当にありがとうございました。

2012年12月9日日曜日

一夜明けて

今回の雪で完全に孤立しました。
これが大体平年並みなのだと思いますが、ここ2年ほど年末近くまで大雪がありませんでしたから・・・あ~、やっぱり、豪雪地帯。
消雪池の水が少ないので、簡単には消えてくれない

昨日、宅急便と、郵便物が届いたのが嘘のように、道が無くなりました。
今回は今日明日と、まだまだ降り積もりそうです。
今も、ドドド・・・と屋根の雪が落ちています。

2012年12月8日土曜日

配達

こんな山の中まで、こんなに雪が積もっているというのに、おまけに吹雪いてきたというのに。

「行きますが、大丈夫ですか・・・」「う~、ま、大丈夫だと思うけど、危ないと思ったら無理しないように・・・。」

ちょっと心配なので、そろそろ・・・様子を見に出る。
「あ~、何とか来ました」「いや~、よく来れたね」などと。
「これで今年は終わりだね」「そうですね、また来年もヨロシク・・・。」とも・・・・クロネコ。
Iさんからの北海道の海老だ、サンキュー

それからしばらくして、郵便配達が・・・。
「大丈夫かな・・・と思いながら来て見ました・・・・。」「いや~、ご苦労さん}などと言って出迎える。

まったく、こうした事は都会ではありえない光景ですね。ありがたいことです。



2012年12月6日木曜日

白い世界に

4日の夜の雪ですっかり冬景色になりました。
天気予報ではこれから数日は連日雪だるま・・・これは危ない。
と言うことで、車を下山させました。
すっかり冬景色

幸い、今年最後の仕事、日本女子バレー監督の為の椅子は出来ていますので、車に積み込みましたから安心。でも、富美恵の40個の裂き織りポーチはさすがに大変なことになっています。
ま、でもこちらは軽いので雪の上を歩いても運搬は出来ますから。
まだまだ大変です

除雪機に雪が着きにくくする為に塗装をして、収納小屋の屋根の補強なども終わりました。
中々良い色、実際は写真よりさらに良いのだ

消雪池の水の様子がどうもおかしい?と調査。
途中のパイプの継ぎ目に胡桃が詰まっているのを発見。

今年も、林道は圧雪のためのブルトーザーが走ります。
そんな確認とお願いも今の時期の仕事。

これで一段落かな・・・さあ来い・・・と言いたいが、10日に住民自治組織「明和地区振興会」の委員会が夜開催。スタートの会議だから参加したいし・・・・。
15日に庁舎の二次審査がある。これは万全で臨まないと。
そのあたりまでは車で出入りしたいのですが・・・お願いしますよ・・もう少し待ってくださいね。

外は風が強くなってきました。北風ぴゅーぴゅーです。

2012年11月29日木曜日

なぜ山の中か

今から40年近く前のセントラル硝子の国際建築設計競技で最優秀賞を頂いた。
http://www.cgco.co.jp/kyougi/#/past/1973
私1人ではなく、仲間4人での応募です。
審査委員には村野藤吾、丹下健三がいました。
40年ほど前のコンペ提案パネル

この時の私達の提案は、狭い地球の中でいかに自然と共生しながら豊かな生活を獲得するかでした。

その後、日本設計の、自然を大切にする風土の中で設計活動が出来たことは幸せなことでした。
都立大新キャンパス、北九州大国際環境工学部での経験でいろいろと学ばせて頂きました。

それでも現実は厳しくて、多くの仕事は戦いで、そう簡単ではありませんでした。
自然を壊す別荘地計画に携わることもありましたし、多くの経済活動は地球環境に厳しいものでした。

そんな中で、自然と一体になって、地球に負担を掛けない生活はどのようなものか?と、少しずつ考えていたのだと思います。

廃村、200年を超える古民家、これらは現代社会から捨てられたもの。
こうしたものこそが、私には、今、大切に生かさなければならないものに見えています。

山の中に生活することは大変です。でも、この選択はきっと間違っていない。
そう考える気持ちが私達を支えています。

富美恵は、古い布を裂いて新たな布を生み出してもいます。
私達は、只見町のユネスコエコパークに、そうした意味で賛成しています。

2012年11月28日水曜日

居心地の良い場所

これからの時期、寒い毘沙沢で私の一番の場所はストーブの前かな。
自作の、座の低い椅子に座り、火の様子を見ながら、テレビで世界の景色を楽しんだり、音楽を聴いたり、少しばかりのアルコールをいただく。
薪もそれなりに用意して。
お気に入りの場所です

富美恵は家事をしながら、窓の景色を楽しむ。
今朝の窓から

皆さんも、それぞれの世界で、それなりの理由で住まう場所を選び、お住まいのことと思います。
でも、よくよく考えると、どうしてその場所に住まうのか?憧れの地、親の代から、職場が近いから、高級住宅地だから・・・。
生まれる場所は選べない・・・でも、住む場所は選べる・・・皆さんはどうした理由でその場所にお住まいか・・・私はなぜこうした場所に居るのでしょうね。
冬の景色が美しいからなのかな?自然に囲まれていると、ワクワクするからかな?


2012年11月27日火曜日

あれやこれやは続く

この一週間は移動と環境の変化の激しい一週間でした。
此処では書けない事が山のように私に迫り、人生の難しさを教えてくれました。

それでも毘沙沢は相変わらず季節の変化が激しいのですが、いたって穏やかです。
自然環境は予想が付きます。どのように激しい環境の変化も予想が付く事が私にとっては穏やかに見えます。
カメムシはこのように身を寄せて冬を越すのに、私達は2人で閉じこもるのは何故なのだろう
冬支度は終わり、今朝から、あ~冬が始まるんだな、という自然からの厳しいメッセージ。
厳しい冬の始まりが、何故か優しく美しく感じられます。

そんな中で、女子バレー・眞鍋監督の椅子の製作に取り掛かりました。
今回の雪で、すっかり冬になりました


2012年11月19日月曜日

あれやこれや

豪雪地の根雪の前の晴れた日には、外回りの用事があれやこれやと有るものです。
新しく作った除雪機置き場に、雪が吹き込まないように隙間を埋め、草刈機やチエンソーのガソリンを抜き、薪を家の中に取り込み・・・・あ、あれもしなくては、これもしなくては・・・・。

そんな合間をぬいながら、テーブルの天板にオイルを塗って、脚の組み立てが終わりました
いつもながら、組み立ては緊張します。
ちょっとしたミスが命取りになりますし、組み立て順序を間違えると大変なのです。

少しずつ、冬の準備が整いつつあります。
そうだ、森林のふれあいコンサート、明和地区のブログにアップしていただきました。ありがとうね。
http://meitiku.blog.fc2.com/blog-entry-25.html
右奥に立てかけてあるのが天板
















そして夜はこんな感じ・・・クリスマスコンサートに向けて。

2012年11月18日日曜日

ユネスコエコパーク地域シンポジューム

只見町の表記シンポジュームが今日行われました。
雪交じりの天気の中、湯ら里の会場に少し遅れて出掛けました。
エコパークには、私の多くの仲間が推進役なのです。

会場には沢山の方々が来ていましたから、遅れて到着した私達は資料を頂くこともできなかった。
それほど、予想を上回る入場者でした。

エコパークの先進地、綾町からわざわざお出で頂いた河野耕三さんの話、地元の町民の皆さまの感想など、それぞれ、なるほどなるほど、と関心することも多く・・・・期待の大きさを感じました。

でも、何だか少し違う、これで本当に只見町は変われるのだろうか?と、疑う私が居ました。私はひねくれ者なのです。

このように盛大に結婚披露宴のようなことをするのなら(すでに住民説明会は各地区で行われたのだ)、こうした華やかなこととは無縁だけれど、只見町を本当に愛していて、実際に只見町で生きている多くの町民の、一軒一軒を、それが無理なら集落を歩いていただきたかった。それぞれの生活とエコパークの関係をじっくり時間を掛けて話しあってほしかった。

すみません、気を悪くしないで下さい。でも本当に奥会津の将来が心配。
早く次なる動きをしないと・・・・登録された後、「え、何が何処がエコパーク?」と言われないように。

2012年11月15日木曜日

生かす

昨晩は初雪。もう少し待って欲しかったのだが、地球の営みを変えることはやはり出来ない。
ま、仕方が無い、とあきらめるしかない。
と思いつつ、まだまだ根雪にはなるまいとのんき。
今朝の毘沙沢

だいぶ前になりますが、事情で切り倒すことになったケヤキを、製材し利用したいとの相談を受けていました。
今日は、朝から舘岩で製材の立会い。
正直、切り倒して、しばらくその場に置かれていて、う~大丈夫かなと一抹の不安もありましたが、なんのなんの、この生命力。
未だみずみずしい、切断面を見ると、この生命力に脱帽。
これは、なんとか生かさなければ。
製材現場

お礼の昼食は、湯の花にある紅葉館の裁ち蕎麦。
湯ノ花・紅葉館の裁ち蕎麦・細くて腰がある
2人だけの贅沢な昼食。
お土産までいただきましたから、夕飯もまたまた裁ち蕎麦、なんと贅沢な。

こう書いてくると、とても優雅なと思われそうですが、実は大変な忙しさ。
雪との競争が・・・。
18日ぐらいから、雪雪の予報。
あ~困った。え、今もまた降りそうな気配。


2012年11月13日火曜日

建築

今、只見町で庁舎建設の為のプロポーザルが行われています。http://www.tadami.gr.jp/tyousya/tyousyatop.html
この小さな東北の只見町で、こうした方法(公募)で設計者、建築家を選ぶのは初めて (これに近い方法は有ったと思いますが)の試みでしょうか。

日本の近代建築の黎明期、公共建築が競技設計を採用してからずいぶんと時間が経っていますが・・・・そうした時間の経過の後の只見町の今なのだと・・・う~、前川國男先生の近代建築の黎明期から何年経つのか。

大工さんと、建築家の違いを知る機会の少なかったこの地に、日本をリードする建築家が建築家として町の人々と対話する機会が・・・・・・実現しそうです。

最近、たびたび、建築の「力」を話すことがあります。
「建築には人々を幸せにする力がありますよ」と。
庁舎建設を機会に、只見町に建築の力が、力を発揮しますように。
そして、町が美しくなりますように。
只見の自然に似つかわしい、ユネスコ・エコパークのイメージにふさわしい町に・・・・関係者の皆さま、お願いします。

2012年11月11日日曜日

空気が美味しい

森林のコンサート以来の太陽。
朝の空気がとてつもなく美味しい、気持ちが良い。
煙突から煙
今日は湯ら里で文化協会のコーラスの発表。
天気を見計らってか・・開きだした
家の裏のウバユリの種がやっと開きだした・・・中身がぎっしりだ。
製作中のテーブルの天板が何とか組み終わった・・ホ。

毘沙沢はこの世の天国(雪の前のひと時ですが)。

2012年11月9日金曜日

只見町庁舎プロポーザル・一次審査終わる

先ほど只見町のHPに、一次審査の結果が公表されました。
20者の建築家の方が二次審査(技術提案書の作成)に進むことに成りました。

私が言うのもなんですが、すごい人達ばかりです。
これは期待できます。只見町が面白くなりそうです・・・わくわく。

アラジンストーブ・その2

今でも、我が家のアラジンストーブ2台は現役。
何時買ったのか、あるいは何処から流れてきたのかも記憶に無いくらい昔のもの。
その為か何の違和感も無く身近に有ります。

そんなアラジンストーブを最近再評価しています。
この形は、煙突状ですから上に熱気が昇って、部屋全体を暖めるもの、と思い込んでいました。
上にやかんを載せたりできるから便利、ぐらいの評価でしかなかったのです。

ところがです。側に居ると、やんわりと暖かいのです。
その暖かさは薪ストーブに似ています。
そうなのです。煙突状の部分はホウロウで出来ていて、輻射熱を放出しているのでした。

今時の熱風を出すものとか、一方向に反射するものとは違い、近くに置いて、やんわりです。
音も無く、丸い窓のブルーの火が美しい・・・西洋火鉢かな。
そして、停電の時、災害の時にコンロとしても使える優れもの。
アラジンストーブは一家に一台の優れものです。

今日も一日雨、ストーブ無しではいられない。

2012年11月7日水曜日

公募型プロポーザル一次審査

朝から、紅葉の景色の中を只見小学校まで移動。
景色はまさに紅葉真っ盛り。
田舎に住んでいると、こうした用事での移動そのものが楽しい。
今朝の伊南川

只見小学校で歌うのは何回目になるのでしょうか。
そうだ、いつも嘆いている只見の建築の中で・・・只見小学校は別格。
この建物は良くできています・・・子供達が羨ましい。
これは、子供達と、よそから来て頂いている?先生方だけに使わせる(こんな書き方ですみません。ひがみです)のはもったいない。
町民に開放せよ。
と言いたくなるような建物。本当にそうです。
何でこれを町民に開放できないのか・・・・空いている時に使えるルールと管理方法を考えれば済むことなのに。
たっぷりした木の空間(食堂?)はいつもこの状態?1日1回の利用?

歌った後に、各学年の生徒さんの講評を頂きましたよ~

午後から、庁舎公募型プロポーザルの地元只見側の一次審査への参加。
この審査内容を受けて東京側の審査が9日に行われて結果が通知される手はずです。

詳細は今此処では書けませんが、魅力的な設計者が十分に応募してくれています。
私の良く知る人たちも含まれます。
この先の具体的な、技術提案の中身を見るのがとても楽しみになりました。
参加の設計者の皆さま、偏狭の地只見町の為にご尽力下さい。





2012年11月5日月曜日

第四回森林のふれあいコンサート

ぐずついていた冬型の気圧配置が緩んで、何とか太陽が姿を現してくれました。
8時30分から会場設営、9時からリハーサル、12時30分開場、13時開演。

小さな会場に、沢山の方に来ていただいて、とても楽しい演奏会になったと思います。
今回初めての、チェンバロの栗山さん、朗読の菅又さん、歌とピアノの渕上姉妹、ご参加ありがとうございました。新たな出演で、会場を一段と盛り上げていただいたと思います。
川田、沼尾、橋田(沼尾さんは風邪をひいている)

渕上姉妹

恵子、美和子、亜弓の女声三部
混声四部

そして、ピアノのオープンセサミの皆さま、コーラスはなみずきの皆さま、練習の成果が出ていて感激でした。そして最後の全体合唱の「花は咲く」すごかった。
70歳を超えてから始められたチェンバロ

最後の全員合唱

昨晩は、町民割引を利用して、湯ら里で温泉付き反省会でした。これも中々良かった。
来年のことは、鬼が笑うので、もう少し近づいてから沼尾さんと相談したいと思います。
いずれにしても、また皆さまと、お会いできることを楽しみにしています。
出演者の記念撮影

湯ら里で

駒小6年2組の皆さま、遠いところまで、ありがとうございました。