2008年12月29日月曜日

年末の一言


この一年、私のつたない文章と写真をご訪問いただき、ありがとうございました。
雪も治まり、明日は下山できそうです。帰京します。
と言うことで今年最後の投稿になります。

毘沙沢になぜ居るのか、いつまで居られるのか。いろいろと考えさせられる一年でした。
この囲炉裏にはきっと代々何十人、あるいは百人を超える人々が生活し、通り過ぎたことを思うと簡単には捨てられない気持ちです。別に親戚でもないのに不思議です。
厄介な世界に迷い込んだ、そんな感じです。
でも一建築家として、目の前の一軒の民家を、とりあえず守り残していることに安らぎを感じています。

来年も山里の冬の厳しさの続きを投稿します。お楽しみに。
健康に留意し、よい年をお迎え下さい。

2008年12月28日日曜日

除雪



数年前は機械はあまり使いませんでした。埋もれているほうが楽だからです。でも3年前の豪雪を体験してから少し変わりました。家から出ることも出来ない状況になるとやはり辛いのです。

今回の雪は3日目で家の周りは消雪池以外は背丈を越えました。こうした時は機械の力です。とは言っても私の機械は相当にお年寄り、頑張れ。

豪雪・名誉挽回




さすが只見。どこにも負けない豪雪地域。

降りだして3日目の今日も朝から猛吹雪。どうやら完璧に雪国の名誉を挽回したようです。

私はつらいい。30日に山を降りて上京出来るのか?

郵便局から電話。小樽から焼印が出来上がって届いた由。でももちろん届かない。その上、「一週間以内に取りに来ないと送り返します」と。なんと非常な。

2008年12月27日土曜日

毘沙沢の今朝




本格的な雪です。少しずつ積もってくれると良いのですが昨年も今年も今の時期にドカンと来ました。

そんな訳で、北側の窓の雪囲いを。。只見ではどこの家での窓を保護しますから冬は暗いのです。
こうしたことも今の建設技術ではもっと快適な解決方法があるのでしょうが数ヶ月のことというので皆我慢しています。さすが東北。

今回のような寒波は昼間でも-5度。消雪池もさすがに苦戦しています。
外の作業はこのスタイル。

2008年12月26日金曜日

SKYPE・無料のTV電話


インターネットは田舎では大変便利な道具です。

毘沙沢には光ケーブルが引かれています。おかげでメールも出来ますしブログだって発信できます。
いろいろと調べ物が出来て、買い物も重宝です。

携帯電話は使えません。光電話です。

そんな中スカイプ電話で東京とロンドンの娘達と無料で長話をしています。
そして最近はカメラを設置しテレビ電話で話しができます。
映像があると会って話をしているように親近感が有ります。
無料のTV電話です。

只見町のお年寄りはこれを使えば遠く離れた孫たちと無料でTV電話が楽しめます。
もっと活用してはいかがでしょう。とにかく通話料が無料ですから。

いよいよ本番




昨日までは、穏やかな天気で林道を散歩したりしていました。写真。

天気予報では今回の寒波で新潟山沿い(ここはこの予報に近い)は90センチとの予報。
午後のうちに車を移動しました。

予報通り昨晩から激しい雪。いよいよ本格的な冬に突入でしょう。
2枚の雪景色は今朝。現在40センチほどでしょうか。

2008年12月24日水曜日

今年最後の忘年会




昨晩、只見の「みな川旅館」でコーラスの忘年会がありました。
幸い、毘沙沢林道は雪が無く、参加出来ました。ありがたや。

只見町ではこの時期はクリスマス会や忘年会が連日行われているようです。
外の仕事が出来ないこの時期、命の洗濯です。

美味しい料理を頂いて、歌を歌って楽しい時間を過ごしました。
その間外は雪。

そして今朝は、クリスマスイブにふさわしい景色になりました。

2008年12月22日月曜日

深沢温泉





深沢温泉は湯ら里に併設された源泉かけ流しの温泉です。

私の家はこのように住むことを考えていませんでしたのでシャワーしかありません。
ですから車で15分ほどの深沢温泉「むら湯」に時々行くのです。

町民は300円で入れますし、スタンプを50回集めますと15回分の券がもらえます。
ですから家のお風呂より経済的。町民によく利用されています。
東京の銭湯1回分でこちらは温泉に2回入れます。

町民以外の方は600円です。森林の分校にお泊りの方はこの温泉が利用できます。

休憩のスペースもありますし、食事も出来ます。

2008年12月21日日曜日

蕎麦打ち






毎年今の時期、只見地区センターで蕎麦打ち教室が開催されます。
私はだいぶ前に一度参加していますが、例年雪に閉ざされて参加が難しいのですが今年は大丈夫。

参加者21名、先生はそば道場の名人4人。
基本的には二八で長芋を加えるのが只見流。

丸く伸ばして手を添えて切ります。

先生の模範演技の後各人が蕎麦を打ちます。最後は先生の打った蕎麦を試食しました。
美味しい蕎麦でしたよ。

2008年12月20日土曜日

花が咲く






今朝7時の毘沙沢は-7度C.外の景色はモノトーン。でも雪が無いのはありがたいですね。

前にも書きましたが、あちこちに氷の花が咲きます。
植物の内部の水分が凍るのかと思ったら鉄にも花が咲いています。
友達が教えてくれました。氷霜(ひょうそう)と言うのだそうです。
空気中の水分が凍ってこのような造形を作ります。
エッジの先端に並んだりもします。湿気の多いところでよく成長しています。

こうした日でも沢から流れてくる消雪用の水の温度は5.2度Cでした。

2008年12月19日金曜日

手袋


寒い地方では手袋は必需品。
もちろん外で作業する時には夏でも軍手を使いますが、冬では出かける時も防寒には無くてはならないグッツ。

室内でも寒いのでこうした手袋が重宝です。
私の工房は今の時期10度Cを超える事はありません、ですから昔使っていた手袋の再利用をしています。

2008年12月18日木曜日

長靴





田舎での生活に欠かせない物に長靴があります。
都会では持っていない人のほうが多いと思いますが、田舎では持っていない人はいません。

私もここに来て沢山の長靴を買いました。でもすぐに痛んで使えなくなります。
この写真の長靴は昨年買いましたがもうそれぞれ割れてしまって長靴としての機能を果たしません。

安物は駄目。ごみを増やすだけ。
今回は、スノーピークという会社のちょっとお高い天然ゴムの高級長靴を買ってみました。
フランスAIGLE社のハンターキャロウエイとどちらにしようか迷いましたが国産にしました。
国産のほうが値段が高い。
スノーピークと言う会社はお隣新潟県三条市です。すごく良い長靴です。

2008年12月15日月曜日

経糸張り




織りの仕事は経糸を張ることから始まります。
妻の織り機は本当に簡単な物で誰でもすぐに出来るような物です。
それでも経糸を張る時は私が手伝います。

「もっとプロっぽい機械で仕事をしたら」と言うのですが動じません。これが気に入っているようです。

夜にまた雪が降り出しました。

2008年12月14日日曜日

薪ストーブ





東京の小学校の暖房は達磨ストーブに石炭でした。
朝、新聞紙と火付けようの少量の薪が用意されていて、石炭に火をつけていたのを覚えています。
朝礼の時にはそれぞれの煙突から黒い煙が出て、校庭は煙で大変でした。

石炭はその後コークスに変わり、中学校に進むとガスストーブ?だったように記憶しています。

我が家の薪ストーブはデンマーク製、morusoです。かれこれ13年ほど使っています。
上には絶えずやかんが乗っています。明電舎の大型工場が完成したときの記念のやかん。
子供の頃このやかんのお湯で湯たんぽに熱湯を入れていましたから年代ものです。

火は心を癒します。暗い我が家の夜は眠りを誘います。

絵葉書-2




写真の追加

絵葉書






東京の父が若い時、仕事の関係で只見ダムの工事現場を視察しました。

玄関先に沢山のツバメの巣の有る旅館に宿泊したと聞きました。

この絵葉書はその時の物です。町の様子がずいぶん今とは違います。