2015年1月26日月曜日

水の力

除雪機が壊れて頼りになるのが水。
消雪池は24時間働いています。

小さな谷の水を引き込んでいます・・・高低差を利用していますからエネルギーは必要としません。

これは地元の古老(失礼m(__)m)の協力によるものです。
30センチほどの深さの水深に、40ミリのパイプで引き込んでいます。

今の時期は十分な水の供給は有りませんが、それでも池の幅の落下した屋根の雪はきれいに溶かして、春を待たずに日本海へと流してくれています。

この方法は実に優れていますが、防水技術の無い時代は、水を大量に家の近くに貯めることが家を湿気で痛めるため敬遠されてきたようです。
ですから、只見町でも消雪池は主流ではありません。
池に余裕があるときは周辺の雪も投げ込みます

玄関前などで、ホースに穴を開けたたようなものでちょろちょろと水を流して溶かす方法が良く使われます。
しかしながらこの方法は、屋根から落ちる大量の雪には対応が難しいようです。

機械による除雪作業はエネルギーを必要とし、人力を必要とします。
人手が不足する今後の豪雪地の消雪に、水の利用を本格的に考えることは無駄でないと思われます。
専門家が基準を作り、工法を確立し、町が助成する。

水の力には、発電と共に、豪雪地が生き延びるためのヒントが隠されているような気がしています。

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