2018年10月9日火曜日

父のこと

大正8年、1919年生まれの父が昨日早朝に他界した。

1919年とは第一次世界大戦が終わった年、パリ講和会議が行われベルサイユ条約が調印の年と年表にある。

大正12年の関東大震災の時、父は4歳8か月で大地の大きく揺れる体験を五反田の自宅近くで味わっている。ゆえに「地震は怖くない」とつい最近も話していた。

1931年、12歳の年に満州事変が起こり日中戦争に突入。
1941年、22歳の年に太平洋戦争が始まり、26歳の年に終戦。

技術者であったためか戦地には出向いていないが、昭和20年4月13日東京大空襲で全てを失っている。

そうした激動の中で青春を過ごしたためか、芯が強く、社会の変化への適応力にも優れていたように見える。

それと比較して、私の育った生活環境は何と平安・平和なことか。

父が他界する前夜、イギリスの孫とSkypeで遊んだ。
遠く離れ、英語を話す孫にもそうした血がつながっているのかと思うと、不思議である。
Skypeの向こうの孫

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