2017年2月13日月曜日

昔の仕事・・・その23-2

六本木三丁目計画の続きです。

プロジェクトの再開は1999年4月。
プロポ案
この時、私は設計部長となっていて直接手を動かしにくくなっていました。

新たに構成されたチームで再スタートしましたが、条件が複雑ということもあり、全体のデザインがなかなか収束しない。
そうした状況を打開するため施主サイドから再度プロポーザルの話が持ち上がりました。

2000年3月14日、大木雅彦さんをプロジェクトアーキテクトとしてまとめた案を提案しています。
私はこれで決着したい、との思いで立ち向かいましたが、結果はNOでした。

プロポーザルの大木案

その後、外装デザインを長堀嘉一さん、全体を山縣充さん、黒部三木樹さん、小坂幹さん、中村智さんなどが係わることで実施設計は2000年末にまとまっています。

延べ床62,000㎡、地下1階地上27階。
高低差の大きな不正形の敷地で、地下鉄南北線・六本木一丁目駅に接続し、業務、商業、住宅の複合、総合設計、環境アセス、地域冷暖房など複雑な条件の中でよくぞまとめたと思います。
実施案・・・実施設計概要書より

着工は2001年2月、竣工が2003年9月末。
建物名は「六本木 T‐キューブ」
私は2001年9月末で日本設計を退職しましたので、最後の仕事の1つということになります。

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