2015年12月29日火曜日

8回目の年末の一言

1年は早いです・・・そして、私達が毘沙沢に通い始めてから21年、移住から14年が経ちました。
当時この町には5,850人ほどが生活していましたが、今は4,463人(11月末)となりました。
そして、予想では25年後には3,000人を割り込み2,660人と大幅に減じる見込みです。

国の要請から、町では「只見町人口ビジョン」と「只見町総合戦略」を10月に発表しました(詳細は町のHPから知ることが出来ます)。

人口ビジョンの中で、2040年の人口予測2,660人を、対策することで目標3,000人としています。
幾つかの対策の中には「移住・定住対策」が有り、また、「年間を通して安心して居住できる環境の整備」が謳われています。

目標を定めて進めることには賛成です・・・でも、具体の方針の中に気になることが2点。
1.・・・特に20~30代の方を受け入れ・・・
2.・・・拠点集住率で評価する・・・

1の若い人を優先する気持ちは分かるし反対するつもりはないが、移住、定住に年齢は関係ない。年金で安定した収入を確保し、貯蓄の有る元気な高齢者が過疎の町を救うという主張もある・・・そして、その可能性は高い。そうすることで若い人の仕事の場も増えると考える方が有効・・・・・40代、50代そして元気な高齢者、都会で活躍してきたUターン者も大歓迎と特記したい。

2の「拠点集住の拠点」は明和地区で言えば小林、大倉と書かれている。いわゆるコンパクト化を進める、志向するということになる。これは、自然首都とかユネスコエコパークとかの思想に馴染まない。布沢のようなより自然に近い環境で、自然とのかかわりの多い生活をこの町の中心に置き大切にしないで何が自然首都か。コンパクト化が進むという事は、この町そのものが無くなる(都市生活の優位)という事に繋がると考えるべきである・・・辺境の地に暮らす快適さを前面に出さなくてはユネスコエコパークは残れない。

毘沙沢では今年、空き家の利活用について少し考えました。
明和自治振興会を通して、空き家バンクの提案もさせていただきました。
そして町は『只見町地域おこし協力隊「空き家活用促進隊」』の募集へと動きました。

こうした動きの中で、布沢の民家の改装のお手伝いも具体的に進んでいます。
来年は毘沙沢や布沢で棚田復活の予定もあります。
年末、久々に設計作業

家具も裂き織も人気が高まっている。
有難い話です。
来年は忙しい年になりそうな予感・・・毘沙沢応援団の皆さま、よろしくご支援ください。

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