2014年9月11日木曜日

二つの建築展

木材を使った建築の展示を2つ観ました。

1つは、NPO法人 team Timberize 主催の「都市木造が2020年の東京を未来につなげる」inスパイラルガーデン。
木造技術の進歩と地球環境を考えながら、都市建築の木造化を推進しているチームです。

今回の展示は2020年のオリンピック関連施設を木造化したらどのような姿になるのかをビジュアルな模型で示していました。
また各地で実現している木造建築の100の事例紹介や、耐火の技術紹介なども有りました。
オリンピック関連施設の木造建築案

只見町にも林業の歴史がありますが、現在は停滞?木材利用の活発な議論がされていないように感じます・・・木材活用の可能性・・・刺激になりました。

もう一つは、TOTOギャラリー・間で開催中の「HUMAN-ARCHITECTURE TYIN テーネステュエ・アーキテクッ展」。
ノルウェーを本拠地に、建築家が地域の人達と共同で、自の手で建築を作る手法で話題になっています。
バタフライハウスinタイ2009年で世界に知られた建築グループと紹介されています。
バタフライハウス模型


建築家は、設計が主な仕事ですが、自ら作ること、作るための組織をマネジメントするこの方法は、日本の大工さんにも共通するものを感じます。
また、茅屋根などの葺き替えの作業が地域の人々の共同作業として行われていた日本の建築の手法とも通じるものが有りそうです。
こちらもまたまた参考になる内容でした。

途中、私が日本設計退社直前まで関係していた六本木の建物を久々に覗いてみました。
隣接地では大々的な再開発の工事が始まっていました・・・あのIBM本社跡地も取り込んで。
十数年前の設計打ち合わせのあれこれを思い出します

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