昔の仕事・・・その１５

この1冊に全9作品が・・・

1985年11月から翌年2月の期間で行われた「東京都新庁舎・指名設計競技」、私は37歳。
私の属していた日本設計は、当時取締役社長の池田武邦さんが指名を受け参加しました。

事務所の中に特別チームが作られて作業したためか、私の手元に当時の資料が残っていません。
手帳には、1985年11月30日（土）9時45分～　都庁第一庁舎地下2階第13，14会議室でコンペ要綱の説明会に出席した記述があります。
その後、12月5日　15時～17時に池田社長を交えた最初の社内会議が持たれています。

正月の顔合わせ、私の向かって右が模型に見入る池田さん、左が村尾さん

建築担当の初期のコア・スタッフ
左から橋本、今井、青木、大井、白川

とにかく、大きな複雑なプロジェクトで、最後のまとめが大変で、その年の新入社員が全員駆り出されたのを覚えています。
私は、ほとんど手配師のような役回りだったように記憶しています。

こんなメンバーでした

日本設計の提出計画案

当時は未だに全て手書き
提出図面は全て印刷という豪華なものでした

年末ぎりぎりまで作業して、正月は3日に呼び出しが掛かり、さらに4日に年初めの打ち合わせをしています。
この年は、年末年始も家でコンペの事ばかり考えていたように記憶しています。
この時、長女の美帆11歳、次女の燈8歳・・・可愛いい年頃だったというのに。

丹下さんの当選発表の新聞記事の写真を見た時に、本当に我々と同じ期間（３ヵ月）での作業だったのか、などと疑いを持った記憶が有りますが・・・実力の違いだったのでしょう。

設計チームの打ち上げが3月7日18時からと記録されていますが、会場が思い出せません。