2020年9月14日月曜日

想い出の中に・・・その59

毘沙沢には白山神社がありました。
過去の住人に聞くと、お祭りは賑やかに村人総出で祝ったとの事。
子供達は神社の周りで遊び、病人が出ると神社に運んだなどと言う話まで聴いた。
心の支えだったのですね。

その白山神社が2006年12月2日、この地を離れ太田の二荒山神社に合祀。
私は直前に伺ってご一緒させていただきました。
合祀を終えて、太田・二荒山神社の前にて
当日は、かつての毘沙沢住人の代表者数人と、布沢区の神社関係者、そして神主は田島の熊野神社からお呼びしていた。

古いお札や、神事に使う物ども、そして何故か古銭と石。
古い書付は「宝永6年4月」と、もしそうなら1709年、今から300年昔の江戸の時代。

白山神社

白山神社にて

宝永6年と書かれた札
神様が引越しされ、空き家になった神社建物はその後何年かして取り壊されたが、私は何かとても淋しい気持ちがしました。
永い永い間、多くの人々の心の支えであったものが、目の前で消えていくのを体感して。

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