2020年9月13日日曜日

想い出の中に・・・その58

2006年の秋、松坂峠の頂上で金山町の皆さんとの国盗り綱引き大合戦なる行事が開催された。
確かこの年は第8回だから、思い付きではない。
朝早くから準備

松坂峠の頂上で
山を隔てた隣町、行政郡も違うので隣の国なのだと言う。
それでも昔から仲が良く、江戸時代の昔から険しい山を隔てた永い永い付き合いが続いて来たのだ。

隣町からの嫁入りもたびたび有ったようで、峠の上で互いに見送ったという話も聞いた。


多くの方が参加されていました
このイベントはそうした互いの不便を解決するためのトンネル化運動の一環。
互いの集落は、峠が通行できない冬季は行き止まり集落となり行き来が難しい。

これは不便であるとともに、不安なのである。
行き止まり集落布沢・坂田(昭和村に抜ける吉尾峠も現在不通)に将来の発展は無い・・・と住人は感じているのです。


このころは未だ明るさがありました
この峠の綱引きは、その後数回続いたでしょうか?・・・今は行われていません。
トンネル化という夢(実現可能性のない)ことへの諦め、これが中山間地をさらに疲弊させているように思います。
残念ですが、14年前の、あの明るい元気はもう見当たらないと感じています。

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