2023年8月20日日曜日

残したいの思いをつなぎたい・・・その6

 毘沙沢の家には家具制作の工房が有ります。
小さな木工所です。


過去20数年、いろいろな家具を制作してきた機械が設置されています。

今回はこれらの機械を紹介します。
古い機械ですが、とても頼りになる機械達です。

1.自動カンナ Shigeta  加工幅450㎜


2.手押しカンナ 伴鉄工所  加工幅250㎜


3.昇降盤  マーキュリー


4.Petty Work 300


5.角ノミ 宮川工機


6.バンドソー  RYOBI   BS-401B


7.集塵機  DELTA

8.ルーターテーブル


9.クランプ

 
10.三相300V(100V)発電機


こうした機械も、有効に生かしていただける方にはこのまま引き継ぎたいと思います。

2023年8月12日土曜日

残したいの思いをつなぎたい・・・その5

 不便な場所だから快適に過ごしたいと思って暮らして来ました。
不便と思われる場所だからこそ快適に暮らすことの心地良さも感じてきました。
不動産屋さんのうたい文句みたいですね(#^.^#)、でも本心です。

煩わしい都会の喧騒から離れ、獣の領域へ身を置き、風や小鳥の、あるいは虫の声に耳を傾ける暮らし。

窓から・・・カモシカ

セブンイレブンやファミリーマートは車で1時間の距離だし、冬はさらに大変。
でもインターネットのお陰で、情報は都会に居るのと変わりない。

とにかく空気がきれいです、静かです、水が冷たい分徳した気分。

初夏の毘沙沢の家

毘沙沢には町が敷設した光ケーブルが繋がっています。
そして家の前には楽天の基地局が昨年出来ました。
家の前の基地局

私達は柏市から一般道で片道5~6時間で移動しています。

そう考えると、リモートで仕事も十分にできるかな・・・と思います。

もっとも、雪の時期は事情が変わりますが、それはそれで面白い何かが起こるかもしれません・・・ネ。

2023年8月10日木曜日

残したいの思いをつなぎたい・・・その4・暮らしの場

 この地域に残された古い家の多くは平面がほぼ共通です。
この家も200年を超える時代の建物ですから、そうした地域の伝統にのっとっています。

1階平面・色の部分が暮らしの場

かつてここでは平面の右半分に生活の場が有り、左半分は仕事の場あるいは家畜の場でした(反転もあります)。

そうした過去の生活の場と仕事の場を一つにして、現在は新たな暮らしの場を設えています(平面の色塗りの部分)。
就寝以外のほとんどの時間をこの平面に色を塗った部分、暮らしの場82平米で過ごしています。
食事、デスクワーク、接客、機織り等々、生活全般です。

玄関から入って奥がオープンキッチン

天井高は4mほどあり、改修により、床には地元産の赤松と北海道産のミズナラが、壁には地元産の姫子松が、天井には赤松が使われています。

古い土壁が残ります

薪ストーブから見る

楽器などの演奏には、音響効果が良いと話す人がいます。
光の関係からか、とても居心地の良い落ち着く空間になっています。
囲炉裏

上に中二階を見る

窓からの景色



2023年8月7日月曜日

残したいの思いをつなぎたい・・・その3

 町の空き家バンクに7月7日に掲載して頂いている我が家。
今後引き継いでいただく人を探すためには、この家の魅力を宣伝することも必要。

少しずつ、この家の魅力を公開していきたいと思います。

まずは寝室。
冬、雪に閉じ込められる生活でも快適に就寝したいとの考えから、断熱と気密に気をつかっています。

天井は高く、ゆったりとしていますので雪に閉じ込められている季節でも快適です。
冬は小さなストーブを置いて、火を小さくして寝ています。
こうすることで寝室は、ま、そこそこ暖かく保てます。

勿論、窓の外は大自然。

壁は姫子松の板張り
床は断熱をした上にタイルカーペット敷き

リビングとの間はガラス間仕切り
天井は赤松張り


残したいの思いをつなぎたい・・・その2

 毘沙沢の家を次へつなぎたいと、町のホームページに公開してから1か月が経ちました。

その間も毘沙沢での暮らしは変りませんが、この間に、残したいものの1つが町の「ただみ・モノとくらしのミュージアム」へ嫁入りしました。

この家で製作されたと思われる梶棒
木材運搬に筏が使われていた時代の物です

そして次なる準備も始めました。
毘沙沢集落を守ってきた白山神社の建物解体後の遺構です。
色々と不明の点もあるのですが、残すに値するとの判断からミュージアムで受け入れて頂けることになりました。
昨日、私の知るこれまでの神社の解体までの経緯をお伝えしました。
白山神社関連で私が過去に書いた物などを整理して紹介しました

魅力ある残されたものたち


毘沙沢の家にはこのほかにもまだまだ面白いものが残っています。
整備をすれば、奥山・くらしのミュージアムにもなりそうです。

私の好きなオオウバユリが咲きました。
暑い夏です。