2020年2月26日水曜日

雪の無い雪国

だいぶ前から、豪雪地の冬を体験したいとの要望を受け、2月27日に決行を決めていた。
雪の林道をカンジキで歩くことを想定し、地元のお友達に案内の協力もお願いしていました。

ところが沢山の雪に囲まれるに違いない2月、まったくというほどに雪の無い雪国に戸惑いながら、それでも多少は有るからなどと準備開始。

2月22日、只見を目指している途中で、義母の死の連絡。
20日に会った時はまだしっかりしていたのに・・・。
急きょ塩原からUターン。

葬儀を29日とし、24日に毘沙沢に車で戻った時の事は、このすぐ前のブログに書きました。
しかし、雪国の2月末の大雪の恐怖を身体が感じたのか、あるいは数日の疲れからか、2月に毘沙沢に車を入れた初めての体験からか、風の音に夜中に何回か起き、朝からすこぶる体調が悪い。
更に「こんな雪の無い毘沙沢で、雪国体験にはならない、看板に偽りあり・・・」との心の声に詰め寄られ。
ご迷惑を覚悟で・・・残念ながら今回のご訪問は取りやめることにさせていただきました。
昨年の毘沙沢・3月25日
只見の自然に学ぶ会のイベント

毘沙沢のあがりこの巨木(昨年3月)

昨年末に南会津の心の友・建築家・芳賀沼整さんが亡くなり、コロナウイルスが世界中に不安をばらまき、義母が旅立ち、積もっているはずの雪が無い。
この幾多の予想外の出来事に、例年であれば林道に車が走れば嬉しい春の始まりなのだが・・・今年はウキウキする雪国の本当の春には巡り合えないような気がする。

2020年2月24日月曜日

毘沙沢に春が来た

今現在只見町の積雪量は9㎝。
春のような風が吹いて、暖かい日になっています。

そして、毘沙沢には車が入っています。
これは新記録。

数日後に、お友達が、雪上の林道歩行を楽しみに我が家訪問が予定されています。
ですから、車を入れるのに躊躇しましたが、生活者には我慢が出来ませんでした。

ああああ・・・春が来た。
早い春が来た。

2020年2月23日日曜日

あの雪は何処へ

1996年(毘沙沢に足を踏み入れて初めての冬)以来苦しめられてきたあの大雪は何処へ行ってしまったのでしょうか。

今年は、まるで豪雪地ではない可愛い雪に戸惑っています。

あの恐ろしいような、暴力的な豪雪が懐かしくさえ思われます。

新型コロナウイルスの恐怖と比べる時、なんと愛すべき豪雪か。

毘沙沢の過去十数年の雪景色(2月)を思い出してみました・・・。
2018年2月9日

2004年の冬

2013年2月27日

2013年2月26日

2005年2月24日

2010年2月21日

2014年2月22日

2011年2月4日

2013年2月26日

2015年2月26日

2020年2月12日水曜日

林道情報

先ほど林道を歩きました。
午前中、ブルが走り、車が入れる状況になっています。

今の時期に、こんなことは初めてだ・・・。

2020年2月11日火曜日

その後の訪問・・・その9

「昔の仕事・・・その14」2016年9月25日に書いた「春日部ショッピングセンター(ロビンソン百貨店)」。

最近山手線に乗っていると、コマーシャル映像に「匠大塚」という家具屋の宣伝が目に飛び込んできました。
建物に見覚え在り、そうなんです春日部のロビンソン百貨店が今は匠大塚の本店になっていたのです。
ほとんど竣工当時そのままでした

昨日前橋市の帰りに寄ってみました。
建物は竣工から35年目を迎えますが、そのままの状態で使われていました。

中に入ると、受付があり、パンフレットを戴くと、5階までが家具売り場で埋まっているのでした。
よくもまあこんなに大きな建物を家具で埋めたものだと驚くばかりです。
広いのでゆったりしています

大きな板も並んでいます

匠と名が付くように、最近は安い量産家具が主流になる中、こちらは本物志向。
有名デザイナーや、オリジナルの本物家具が集められていました。
こんな有名な椅子たちもありました

久々に、いいもの見せて頂いた感じがしました。
私の作る家具も、どちらかというとこちらに近い・・・ので、嬉しいです。
家具の好きな人は一見の価値あり。

その後の訪問・・・その8

しばらく間が空いたこのシリーズ。
前々から行きたいと思っていた前橋市の旧大生相互銀行本店(現東和銀行)、昨日出掛けてみました。
私は、設計作業での参加(現場は見ていません)、このことは「昔の仕事・・その7」で書いています。
ですが20歳代での仕事で、強く印象に残っている建物の一つです。
実物は竣工直後の見学会で初めて体感、それが今から41年前。


それから一度も訪ねる機会は無かったのですが、訪れてみるととても懐かしいのは写真などでたびたび見ていたからでしょうか。

怪しまれないように、本部受付を訪ね、事情をお話しして許可を得てから写真を撮らせていただきました。
本部玄関にて(後ろの絵も当時のまま)
昔のままの椅子(今崎さん選定)

建物は、ほぼ竣工当時のまま使われていました。
本部玄関の椅子、絵画、屋外の彫刻などがそのままの状態で置かれています。
外壁回りはきれいです。
しかしながら、41年の歳月が外構の一部(会田さんのタイル等)を痛めていました。
憩いの広場の天井もそろそろ手を加える時期に来ているように見えました。
高層棟下部の公開広場

当時未だ珍しかったピロティ広場、町の中で今も存在感を示しているように見えました。
大井さん、観てきましたよ・・・ご報告。

2020年2月6日木曜日

暖冬の中で

30日から5日まで滞在して、昨日5日午前中に山を下りました。
予定では8日、雪まつりの様子など見て、夜の田島吹奏楽団の練習に参加して・・・。
などと考えていましたが、5日午後からの久々の大雪予報に予定を早めました。
5日の朝の毘沙沢

ほとんど雪の無い林道を歩いての下山。
人と会うと、必ずこの話題「こんなに雪の無い年は初めて・・・」。

しかしその後、予報通りに寒気が日本列島を覆い、久々に雪が降ったようです。
今朝の只見町の積雪は、12時間で37㎝との記録でした。

滞在の間、私の仕事は「譜面台3点」。
何回か作っているものですが、そのたびに少しずつ変化しています。
今回は、すべてミズナラとしています。
今回製作の3点

この譜面台は、持ち運びには不向きですが、自宅など専用の練習場所で使うように考えられています。
高さ調整が出来、角度は4段階、安定が良くて、使いやすいですよ。
1台3万円(今回は2台限定)で販売しています。