7月1日 舘岩の株)オグラに仕上げ材等木材料の発注
8月12日から外壁工事(自ら作業)の開始
7月15日までは民宿に宿泊していましたが、7月29日より、毘沙沢に泊まって工事をしています。
当初は外壁が無い部分もあり、家の中にテントを張って寝袋で寝る、というスタイルがしばらく続きました。
外壁を再生するに当たって、当初の姿に再現するということも考えられましたが、引き戸に障子というスタイルはとても雪国のものとは思えず、全て板張りです。
所詮、民家保存という精神ではなく、再利用が目的でした。
外壁は窓の開口を確保しながら、各スパンごとに仕上げていくという方法で、1回の滞在で1スパンのペースで進めています。
1995年8月19日の全景 |
外壁工事を始めた頃の北面(角面の合板は仮設) |
この時期、当時76歳の父が、たびたび手伝いに同行しています。
父は東京で生まれ育っていますが、作業をしていると、大正生まれの人はその作業動作が、私よりよほど只見の人に近いと感じました。
ゴミを片付けたり、ちょっとした作業をする時の段取りなどが手際よいのです。
あらゆる事を淡々とこなします。
こうした基本的な身体能力は、いわゆる現代人に大きく欠けた部分だと改めて感じました。
ゴミを片付ける父 1995年 8月19日 |
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