2011年4月9日土曜日

雪上運搬





毎年、和男さんの「木を切る」はこのブログに書いてきた。
今年も4月3日?ごろ現れて1人で黙々と作業をしている。

山の木を切って搬出するのに今の時期を逃さないのは運搬の為。
今年は昨年と少し違う。
昨年まではエンジンの力を借りた運搬機、今年は木ぞり。
雪を利用した木材の搬出は昔から行われてきた事は知っていたが、こうした木ぞりを使うのは初めて見る。
当たり前のように残っている会津。いや、毘沙沢、これがここの魅力。

「何で運搬機を使わないのですか?」「運搬機をここまで運ぶのが面倒だから」
簡単な答え。

和男さんは今年で77歳になる。体が覚えた昔の道具が一番使い易いと気がついたのかもしれない。
自然と一体になった生活とはこういうものなのだ、と嬉しくなる。

3 件のコメント:

穂卯 さんのコメント...

雪に閉ざされるのは大変な苦労でもあるけれど、雪を上手に利用するということを、このおじさんは教えてくれます。
先人のこの知恵を使って生きていれば、原発なんて必要ないのにと、世界中の人にいいたくなります。

芋久保 さんのコメント...

シイタケの原木?それとも炭焼き?薪ストーブ??
そりは使いませんでしたけど、森林組合での木出しを思い出しました。雪が解けたらこれは出来ませんからね。

毘沙沢 さんのコメント...

穂卯さん
昔の人の生活スタイルには学ぶことが多いですね。一人ひとりがそれに気がつくことが大切。それが文化かな。今の時代、なかなか難しいけど。

芋久保さん
キノコの原木だと思います。
都路はしばらく戻れませんか?
困りますね。