その後の社会の変化は、貸しビルへの性能要求を年々高め、霞が関ビルも竣工20年を迎えるころから、大規模リニューアルをスタートしています。
最初は、オフィス内部の安全と建築・設備の更新、省エネ、最先端オフィスへの再生でしたが、この仕事は、先輩の石川政夫さんが手がけています。
1987年のレポートから |
その後、私は、1996年から2001年にかけて、外装更新と底層部のインテリアの改装などを担当しました。
こうした大規模建物、それも貸しビルの改装の仕事は、建物を使用いながらの工事ですから、施工者と施主の役割が重要で、私たちはデザインへ提案などが主な仕事であったように記憶しています。
外装改修はアルミパネルの電解発色が劣化ていて、塗装で補う方法をとりましたが、塗装の仕様、施工者(ペンキ屋さん)の選定、色の確定などで慎重を要しました。
外装改修後・新橋駅方向から |
設計終了時の完成パース・・・ほぼこの通り改装されています |
この時期、霞が関ビルへはよく通いました。
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