2017年12月30日土曜日

その後の訪問・・・その4

「昔の仕事・その13」で紹介した江東区にある「プラザ元加賀」に出かけました。
頭部がもぎ取れたシンボル

竣工から33年の集合住宅です。
十数年ぶりの訪問でした。

今年は、大規模修繕の年だったようで、外装は塗りなおされきれいに維持されていました。
外構の植物も大きく育ち、落ち着いた雰囲気になっていましたが、庭の中心にシンボルとして作った彫刻に大きな変化が有りました。

たまたま出会った理事の方に伺うと、3・11の地震で上部が折れて危険な状態になったので、取り除いたとの事でした。
事故にはならなくて良かったのですが・・・。
取り除かれた頭部は庭の脇に横たわっていました
中心に特殊鋼の芯棒を入れていましたが、その芯棒の頂部で石に大きな地震力が掛かったのでしょう。
廃墟のイメージを形にすることでこの地の歴史の変化を表現した彫刻家関根伸夫さんとのコラボでしたが、折れたことでイメージがさらに深まったように見えました。
手元に残る石彫の竣工図
その後、年末の銀座に出かけましたら、外国の方がたくさん歩いていました。

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