2017年11月30日木曜日

その後の訪問・・・その2

「昔の仕事」の24の中では取り上げていませんが、私が設計に大きく係わった最初の建物が今も東京証券取引所の日本橋川の対岸にあります。
当時は安田生命鎧橋ビルと言いましたが、今は小綱町安田ビルとなっています。
設計時の外壁は白をイメージしていました

1972年10月から計画がスタートし、翌年9月に実施設計が終っています。
私が24~25歳の時の仕事です。
1973年、私の描いた立面図

オイルショックと重なって着工が遅れ、私は現場には係わっていないため設計時のイメージと多少違うものになりました。

日本橋川に面し、首都高と接します

昨日、久々に出かけてみました。
鎧橋の袂に、そのままの姿で建っています。
40数年の間、トイレなどに手を加えているようにも見えますが、竣工当時のままです。
少し恥ずかしい・・・最初の仕事(担当技師は米井さん)です。

今回出掛けて、この地に「メイゾン鴻乃巣」が明治43年から大正3年まであったことを知りました。
それを知っていたら、設計が変わっていたかも・・・と、今は考えます。
建物の前に立つ「メイゾン鴻乃巣」の説明サイン



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