2023年8月10日木曜日

残したいの思いをつなぎたい・・・その4・暮らしの場

 この地域に残された古い家の多くは平面がほぼ共通です。
この家も200年を超える時代の建物ですから、そうした地域の伝統にのっとっています。

1階平面・色の部分が暮らしの場

かつてここでは平面の右半分に生活の場が有り、左半分は仕事の場あるいは家畜の場でした(反転もあります)。

そうした過去の生活の場と仕事の場を一つにして、現在は新たな暮らしの場を設えています(平面の色塗りの部分)。
就寝以外のほとんどの時間をこの平面に色を塗った部分、暮らしの場82平米で過ごしています。
食事、デスクワーク、接客、機織り等々、生活全般です。

玄関から入って奥がオープンキッチン

天井高は4mほどあり、改修により、床には地元産の赤松と北海道産のミズナラが、壁には地元産の姫子松が、天井には赤松が使われています。

古い土壁が残ります

薪ストーブから見る

楽器などの演奏には、音響効果が良いと話す人がいます。
光の関係からか、とても居心地の良い落ち着く空間になっています。
囲炉裏

上に中二階を見る

窓からの景色



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