2022年7月15日金曜日

繋がる

 只見町は江戸時代、八十里越で新潟県と繋がっていた。
戦後、田子倉ダムの建設で中央と強く繋がり、大きな犠牲を払っても利益も得た。そして今も電力供給で首都圏と繋がっている。
その後只見線が開通し、会津若松、小出と鉄道路線で繋がりました。

2011年の豪雨災害で一度切れた只見線がこの秋再開通。
一日3往復のダイヤが発表されています。
このダイヤからは、残念ながら交通の利便よりは、繋がることに意味を見出している事が透けて見えます。繋がっている安心感。

八十里越(国道289)は、通年交通の夢が数年後に近づきました。
新潟県との冬季間を通した通年の繋がりは、行き止まりのこの町にとって悲願でした。

只見町には、布沢のような行き止まりの集落がいくつかあります。
布沢集落はかっては吉尾峠を越えて若松へ通じる道がありましたが、今は通れません。
そのさらに脇の細い枝の先に毘沙沢が有ります。

毘沙沢に楽天モバイル基地局が出来る意味は、行き止りの先の未来に太く繋がることにあります。
先日基地局のハード施設は整備されましたが、皆さまの所と電話が繋がるのにはもう少し時間がかかるようです。

先人の残した土蔵の基礎の中の基地局


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