2022年1月23日日曜日

雪の積もる道を歩いて

 毘沙沢林道沿線には、5名4軒の町民の家があり、その他二地域居住者の家が12軒存在することは前にも書きました。
しかし、その生活環境は、同じ町民でありながら一般町民(変な表現ですね)との間に大きな隔たりがあります。
こうした状況を何とか改善し、人口減少に苦しむ只見町の将来の希望に繋げたいとの思いから、布沢区は昨年12月8日、町長と議長にあてて生活環境改善に向けた陳情書を提出しています。

この陳情に対して、議会の関係委員会から区に対して意見聴取の要請があり。
そして、直接の当事者の1人である私にも声がかかりました。

21日、議会委員会室での会議は10時から。
私達は余裕を見て7時10分に毘沙沢の家を出ました。
予報では「大した雪にはならないから問題ないな・・」と軽い気持ちで。
20センチほどの新雪であればスノーシューで問題なし。
ゆっくり1時間半の道のり・・・。

ところが段々と雪は激しさを増し、吹き溜まりでは40センチを超えました。
激しい吹雪にもなり、膝までの雪をかき分けて、結果3時間強の雪上歩行。
車庫着10時30分、コーヒーと甘いものを補給して車が布沢を出たのは10時50分、大幅の遅刻。

林道途中の別荘の屋根

それでも会議は私を待っていてくれました。
そして、毘沙沢の実情、布沢区の考えを丁寧に聞いていただきました。

只見町の中の末端地域、かつての離村集落に、町の多くの人々は「今更・・」と当惑しているのかもしれません。
しかし私は、只見町の魅力は太田や夕沢そして毘沙沢など山間奥山の生活環境、景観の中にこそ色濃く残ってきたと思っています・・・そしてそれは大切な町の財産・魅力。

会議は13時にまで及びました。
私は疲労のためか、説得力のある話はできなかったのですが、それでも雪道を超えて会議の席に参加でき、同じ方向を見ている布沢区の皆さま、前向きに考えてくれるであろう議員の皆さまにお会いできて良かったと思っています。

久々に厳しい雪上歩行でした。

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