新庁舎の建設が発注の段階で右往左往している様子。
いや、実はその詳細は一向に聞こえてこない。
マスコミの無い小さな町では、町が情報を出さないと、町民はほとんど何も知り得ない。
解決したと聞こえてこないから・・・たぶん決着していないのだろう・・・と空気を感じるだけである。
設計者選考に参加した町民の一人として、こうした事態を歯がゆく思う。
新庁舎計画は「只見町地域計画審議会」から議論が始まり、その後5年の歳月をかけている。
その間に多くの人たちの努力が有り、採用された建築家は自らの夢も託して、多くの時間を使って設計をまとめているはずである。
それらはとても貴い事で、本来金額だけで抑え込まれるべきものではない。
今、この町に優れた建築、色々な意味で誇りに思える庁舎が必要である。
しかるに、予算(予算は想定であり、状況によって変わる)に合わないという目先の数字に右往左往し、積み上げてきたそれ以外の大切な物を失っては勿体ない。
人口減少の時代に、そんな箱物はいらないという議論もあるが、そうした状況だからこそ、20年、30年先、あるいは50年先までこの町が生き延びる願いを込めて、町民が誇りに思える、元気の出る新庁舎が、優れた建築が今必要なのだと思うのだが。
冷静に、希望を感じることの出来る前向きな判断を期待したいものです。
2 件のコメント:
隣町の定年退職Uターン者です。中身の濃いブログでお気に入りにしています。新年のコメントを心待ちにしております。
ありがとうございます。
今年は新しい事が起きそうな予感がしています。
ブログで書きますので、ご支援ください。
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