2015年3月12日木曜日

ホルンと建築の関係の考察

フレンチホルンは、Fの音を基準にしたF管と、B♭を基準にしたB♭管を1つの楽器に併せ持つフルダブルが良く使われています。私のホルンもそれです。
フルダブルホルン

F管は長さが3.6m、B♭管は2.7mと言われています。

建築の基準にモデュールと言う考え方があります。
古来日本建築には間という単位が使われていましたので、近代以降も1間・約900㎜の倍数が基本でした。
そんな中、池田武邦さんが、モデュールの研究から3.2mを提案し、霞が関ビルで採用されました。
3.2×3.2は以後、スプリンクラーのカバー範囲の基準にもなり、事務所ビルの基準寸法の基にもなったと記憶しています。

私が育ててもらった仕事に、前橋市の大生相互銀行本店(今は?)がありますが、この建物で使われたのが3.6×2.7モデュールです。
900㎜の倍数でかつスプリンクラーカバー面積に入る優れもの。
我が先輩大井晴嗣さん考案です。

長々となりました。
この建築で使う3.6×2.7モデュールが、フルダブルホルンの2本の管の長さと、なぜか同じ。
この不思議に先日気が付き、なにやら気になるのです・・・いや、それだけの事なのですが・・・・不思議。

今日、実は暇なのです・・・明日、毘沙沢に戻ります。
大雪よ止んでくれ。

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