前々から気になっていて、読んでいなかった本「黄金狭」。
先日、ある方からの話で思い立ち、早々図書館から借りて読みました。
昭和34年8月から「週刊東京」に5ヵ月にわたって掲載されたもので、昭和35年2月に単行本として中央公論社から刊行。
舞台は、只見ダム建設時の田子倉集落。
小説では「只見」は「物見」と「田子倉」は「戸倉」となっていますが、まさにこの地を舞台にした物語です。
勿論小説ですからフィクション、しかしながら当時の様子を垣間見る思いで一気に読みました。
ダムに沈む集落の移転補償費が・・・・金銭が人間を変えていく、ということに焦点を当てています。
金目当てに群がる人々と、この地を離れたくないとの想い、それを説得する発電公社の人々の織りなす人間模様。
私も、毘沙沢という離村集落に住んでいます。
昭和44年の災害で離村した「吉尾」「野々沢」「毘沙沢」など湖底に沈んでいない集落と、2度と大地の踏めない田子倉集落との違いを少し考えたりしています。
5 件のコメント:
ブログ見ました。懐かしいです。
雪は大変だけれど、見る限りは素敵です。若葉はもう過ぎましたよね。緑が素晴らしい季節ですね。
今井さんが沢山の方たちに会われていることに驚きです。
都会にいる私たちは一人ぽっちです。
その方たちがすごく生き生きしていらっしゃるのが周りの景色とマッチして、美しく見えます。
8月以降にお孫さんの顔がUPされるのを楽しみにしています。
因幡さん、杭田さん、投稿ありがとうございました。
はい、これからも書きますので時々覗いてください(*^-^*)
この本、持ってます。今の只見を理解するのにも、とても参考になりますよね。
只見町を知るうえで、必読書の一つですね。
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