大谷幸夫先生の事。
私は、本当に瞬時の接触ですから、このように書くのは僭越ですが。
私が大学生の時に、すでに大建築家でした人ですから・・・。
それでも鮮明に残っている話があります(詳細は記憶違いもあるかもしれませんが)。
都立大(現・首都大学東京)南大沢のキャンパス計画で敷地内に残った武蔵野緑地がいかに大切であるか、と言う中で・・・先生が東京大空襲で大地のくぼみの中で一命をとり止めたという不思議、上空は戦火で火の海だと言うのに、くぼみの中に身を伏せていた先生は、大地から空気の供給を受け、火の熱から身を守ってくれたというのです。
大地の力が自分の命を救ったという話しと、武蔵野の緑地の大切さを関連付けて話されたように記憶しています。
この緑地は「神聖の地として、手をつけてはいけない」という強い計画意志を受けて、私達も大切に扱い、今も深い緑のままに大学を守っています。
素晴らしい計画です。
改めて、ご冥福を祈ります。
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