そして今日は「第3回只見ユネスコエコパーク検討委員会」開催ということで傍聴しました。
エコパークは「生物圏保存地域」の指定で、「自然と人間の共生」を目指した地域の登録を目的としています。
エコパークそのものには法的な規制はないが、他の法によってすでに枠組みが作られている地域に、新たな網をかけて、総括的な視点から自然と人間の共生をコントロールしようと言うものです。
今回の会議は、「核心地域」「緩衝地域」「移行地域」の色分けの作業をテーマに議論が展開しました。
写真は、パワーポイントの映像を遠くから見ているので不鮮明ですが、今回提案のあったものです。
今日提案の3地域・専門部会案 |
具体的な作業は、その道の専門家(研究者)によって行われていますから、エコパーク登録の可能性は高いと思われます。
でも心配もあります。
看板は掛けたが、その運用が意味あるものと成るのか?
我々の生活に一番近い「移行地域」は、「自然資源を活用し、自然環境との調和を図りつつ、持続可能な産業の育成と地域社会の発展を目指す」とあります。
エコパーク推進者の中には、新たな看板が町の活力を高めてくれる、と期待しているむきがあります。だとしたらこの部分が一番重要です。
しかしながら、この部分は地元町民の主体性が要求されそうです。今回の委員の先生方は専門外で「この部分は町民の皆様が考える部分」と明言しています。
只見町のユネスコエコパークが新聞で話題になったり、パンフレットに書き込まれたり、と言うことだけで終わるとしたら、はたしてどれだけの効果があるのか?と、少し心配になりました。
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