2011年2月28日月曜日
刃物を研ぐ
木工家はいろいろな刃物を使います。
いくら機械を駆使しても、細かい細工はやはりノミやカンナというような手工具が必要になります。
昔の職人は、あるいは今でも叩上げの職人は朝の仕事が刃物の研ぎから始まると聞きます。
私のような脱サラの木工家は研ぎが苦手。
という事で切れない刃物でついつい我慢して・・良い仕事が出来ないわけです。
それでも時には、しょうがなく、まとめて手入れをします。
ノミもカンナも刃は直線。
2つの平らな面を作らなくては切れる刃物にはなりません。
これが一苦労。
それでも、きちんと刃の整った道具を使うのは実に気持ちの良い物です。
私の写真のノミは新潟の平出さんから購入した物がほとんど。
だいぶ永いこと使っているのにちびたノミが無い。
これは職人としては恥ずべきことです・・・反省。
ちなみに、写真が私の全てのノミではありません。念のため。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2 件のコメント:
昨日、柏の葉公園の「全国大陶器市」に行ってきましたら、新潟三条からは刃物屋さんが出展していました。
職人さんが一つ一つ手作りしたものは、ホームセンターで売っているものと全く違うことが、素人の私にもわかりました。
なんか、どっしりしてるんですよね。
刃物に限らず、職人さんの仕事というのは人に感動を与えます。
毘沙沢さんの椅子もどっしりしてますものね。
大阪で生まれ育った私にとっては、刃物と言えば堺です。三条の刃物を見たのは昨日が初めてでした。
見ましたか。
だいぶ前に三条の刃物鍛冶めぐりをしました。
ほとんどが家内工業。
鍛冶屋という感じでしょうか。
それでも平出さんは海外にも日本の刃物を紹介しています。
磨ぎの指導にドイツに出かけたり。
私は、まだまだ職人にはなれません。恥ずかしい。
コメントを投稿