2011年2月9日水曜日
「かねまん」のオヤジ
南会津町南郷に「かねまん茶屋」がある。「かねまん」は歴史のある屋号。
先代は大きく商売をしていたと聞く。
オヤジはもともと隣が実家。婿に入ったという事だから幼馴染の女房ということになる。
だいぶ前になるが、最初は木工家の柴田さんから噂を伺って尋ねたと記憶している。
柴田さんの木製作品を大切にしている、ということは並みの田舎のオヤジではない。
私達の事を、偏屈な都会者と面白がり?時に突然毘沙沢に現れ「まだ生きてるか」と心配もしてくれる。実はオヤジ自身が偏屈、そして私達の山中の暮らしに憧れを持っているのだと私は密かに思うが・・・そんなことは口に出さない会津人。
普段は山を歩き、キノコ・山菜を取り、加工もしているが本業はご夫妻で食堂を営業している。
このオヤジが時々、はにかんだ顔で唐突に「出来た」と言って手渡すのが「山荷集」という句集。
今回で4冊目になる。
日々感じることを句にし、解説を付けている。
山のこと虫のこと、花鳥と、ほとんどが会津の自然を歌っている。
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2 件のコメント:
かねまんさんの文読みました。自然に寄り添った素晴らしい生活ですね。
チョッとかっこよく書きすぎたかな。
最近見かけないタイプの人です。
都会には存在しない。
実にシャイ。
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