2024年9月17日火曜日

第二の故郷只見を遠く離れて、その後の暮らし・・その6

 5月末に毘沙沢を後にしてから4か月が経とうとしています。
この間会津方面へは出向けていません。
何故でしょうね。

そんな中、只見ブナセンター友の会から「只見町を遠く離れて思う事」のタイトルで、会報への投稿依頼が在りました。

英国から戻って
地域に根差し、人間関係を大切にし、表現としてモノを創り、感じるままに書き描き、建築・絵画・音楽など芸術を楽しむ。

場所を変えても、基本的にはそうした中で健康に注意しながら過去とのつづきをつなげる暮らしを心掛けたいと思っています。
ま、それしかできませんので。

新たに始めたことは、太極拳。
そして、団地の中で障害木として切られたケヤキの切り株を、椅子として活用する作業をしています・・木の霊を崇める。

木の霊3体

「国技館5000人の第九コンサート」への参加を決めました。
先になりますが来年2月23日が本番です。

2024年9月6日金曜日

第二の故郷只見を遠く離れて、その後の暮らし・・その5

 英国への旅その後
8月2日、Malmesburyを早朝発ち、ロンドンへ移動しました。
娘たちはヒースローの近くのモダンなホテルに、そして私達は市内の便利な場所にホテルを取っていました。

コベントガーデン

噴水はこの季節人気の場所

この日のイベントはミュージカル、ライオンキングを孫たちと鑑賞。
今まで何回かはオペラ座の怪人を好んで観てきましたが、今回は9歳の子供に合わせました。

劇場の外壁は工事中でした

舞台は意外と小さい

劇場はLyceum Theaterでしたので、会場時間までは近くのコベントガーデンで過ごしました。
何度か訪れていますが、相変わらず賑やかでした。

満席でした

ライオンキングは劇団四季でも観てましたが、本場では観客の反応が面白かった。

8月3日は大英博物館、アルバート子供博物館など。




大英博物館

アルバート子供博物館

ナショナルギャラリー

8月4日はナショナルギャラリーなど、、、。
そして、翌5日ガトリック空港からシンガポール経由で6日無事羽田に戻りました。
ナショナルギャラリーは印象派が人気ですね




ロンドン・ガトウィック空港にて

2024年9月2日月曜日

第二の故郷只見を遠く離れて、その後の暮らし・・その4

 英国への旅の続き
フランスの北部、モンサンミッシェルは良く知られています。だいぶ昔に訪れたことがありました。しかしイギリスの南西端ペンサンス地方のセント・マイケルズ・マウントは知りませんでした。
7月31日天候に恵まれて、Malmesburyへの帰り道で訪れました。

海の潮が引いているときには歩いて渡れるのですが、今回はタイミングが合わなかったため船を利用しました。

到着時、まだ歩いている人の姿が見えました

美しい庭園も良く知られているようです

建物は修道院、要塞、邸宅などと
時代と共に変化したようです

8月1日は娘の家の近くのウエストン・バート国立樹木園へ。
英国人は自然を大切にしています。
そして身近に楽しんでもいるようです。





8月2日、ロンドンに移動しました。

2024年8月30日金曜日

第二の故郷只見を遠く離れて、その後の暮らし・・その3

 英国への旅の続き
7月27日はCotswolds Lavender  とChipping Campden

ラベンダーを見に沢山の観光客で賑わっていました
寒いくらいの気候



チッピング・カムデンの中心・マーケットホール
28日はOxford


カーファックス・タワーの上から

29日はPenzanceへ向かい、途中でEden projectという21世紀型植物園に立ち寄りました。
バイオーム内部は熱帯雨林
バイオームの外観

30日は今回の英国の旅で是非訪ねてみたいと思っていたSt.Ivesへ。
目的は陶芸家バーナード・リーチと濱田庄司が英国の南西端の地に作ったLeach Pottery。

現在は記念館のようになっています
しかし作陶も継続しているようです


濱田たちが作った登り窯

St.Ivesは港町で、海水が奇麗でした

St.Ivesにはテート・モダンの分館もあります
と言う事で、後半は次回。

2024年8月22日木曜日

第二の故郷只見を遠く離れて、その後の暮らし・・その2

 蒸し暑い夏を柏で過ごしています。
この時期の毘沙沢の涼しい朝の空気、すでに秋を感じる虫の声などが懐かしく思い出されます。もう少し近ければ・・と思います。

何か月も前からの計画で、今年は夏休みの時期に娘たちの住む英国に出掛けました。
夏休みの時期は航空運賃が高い、ではと、シンガポール航空にしたのです。
避けたいと思っていた南回りです。
でも今回は、懐かしいシンガポールの空気も吸ってみたい、と、少し考えました。

7月24日17時05分羽田空港発、シンガポール乗り換えで翌日1時10分発、英国ヒースロー空港へは25日7時45分着。


シンガポール
チャンギ国際空港にて

我が家を出てから娘達の家にたどり着くのに実質30時間ほどを要しました、、すごいでしょ、、元気。娘たちの住むMalmesburyはCotswold地方の南に位置し、ロンドンからは西に遠く離れているのです。
Malmesburyの街はずれ

中心街・昔の銀行は今はカフェ

Malmesburyの中心マーケットクロス

Abbeyという古い教会


昼食後、町を案内してもらいました。
とても古い歴史のある街です。
とても魅力的な町でした。

2024年8月18日日曜日

第二の故郷只見を遠く離れて、その後のくらし

 奥会津・只見町・布沢・毘沙沢を離れてから、あと数日で3か月が経過しようとしています。
私達はなんとか元気にしていますが、暑さに負けています"(-""-)"

この間FBでは日々の情報を発信してきましたが、果たしてこのブログの今後はどうしたものか・・・。

過去にも柏での生活や建築の仕事の事などをこのブログに書いてきたわけで、今後も気楽に「その後のくらし」として、今の生活を書き続ければ良いとも言える。
そうだ「第二の故郷只見を遠く離れて、その後のくらし」として書き続けるのも悪くない。

そうです・・私達は現在、過去に生活し、子供たちを育てた元の場所に戻っています。
40年前に当時の日本住宅公団が開発した12,000人ほどが居住するエリヤの中の200戸ほどのコミュニティーに所属しています。
永い事ご無沙汰していたお詫びに、今は理事会の監事なども務めています。

毘沙沢とはまるで違う風景・環境・人間関係・空気・・・。
この3か月は移住の手続きや、家の整理に時間を使い、新たな生活に馴染む努力もしてきました。

5月30日・懐かしい上野の森
東京文化会館でベートーベンの田園を聴きました

近隣で自然と親しむことも少ししています。
6月5日・カモミールの摘み取りイベントに参加
6月7日、ご近所のお友達の庭の木の手入れをお手伝い。
チエンソーは慣れたもの

6月29日・ジャガイモの収穫のお誘い
そうだ、毘沙沢の家に興味を持っていただいた益子のお店「Kitchin slope」を、6月25日訪問しました。

Kitchen slopeにて

そして7月末から2週間弱ですが、コロナ以来5年ぶりに英国の娘を訪ねる旅なども実現できました。この事は次回書きたいと思います。

2024年5月25日土曜日

引き継ぐ

 5月24日(金)、毘沙沢の風景・家屋・生活が次の世代に引き継がれました。

24日、家屋引継ぎの現場

毘沙沢の永い歴史からみれば、私達が過ごした30年などほんの一瞬の事ですが、私達にとってのこの地での30年は大切な重たい経験でした。

「工房毘沙沢」は「毘沙沢木工所」として次の世代に引き継がれ、私達が過ごした30年の先に、また新たな生活がつながる実感が得られたことは幸せなことと感じています。



今後の毘沙沢での活動について「毘沙沢木工所では、暮らしを豊かに楽しむ道具をつくります」との頼もしいメッセージを頂いています。
楽しみです。

そんな中、山の中までお出かけ下さった方々もおりました。
元気を頂きました。






お忙しいでしょうと、電話を頂いたり遠くから見送っていただいた方々もいらっしゃいました。
お世話になった皆様に、ご挨拶もできないで立ち去ることをお許しください。

このブログは、一夜明けて、柏市の書斎で春の気持ちの良い乾いた窓からの風を受けながら書いています。