防音室で問題になるのは出入りのための扉。
世の中にはそれ用の防音扉というものが売られている。
でも高額、そして取り付けに工夫が必要。
今回は扉を通しての自宅の中への音漏れはさほど問題にはならない。
手間とお金をかけないで・・・がコンセプトであれば既存の扉を改良するのが最善。
既存の扉は、木製の枠に化粧合板を両面に張ったフラッシュ扉。
扉の性能を上げ、既存のドア枠を使いながら気密性を高める・・そんな方法を考えました。
既存のドア枠と、丁番など金物も利用するというのが手間を省く良い方法です。
扉は中空の枠の間にロックウールを詰め込み、部屋内側の仕上げ面に遮音シートを貼り、その上に品合板で仕上げました。
骨の位置を避けて表の化粧合板をカット |
扉の中にロックウールを充填 |
その上に防音シートを貼る |
さらに、品合板で仕上げる |
ドア枠は四周にゴムパッキングを噛ませるため、新たな部材を加え、丁番をパッキンの厚さ分部屋内側にずらしました。
沓摺部分には新たな枠を取り付けています。
微妙に丁番をずらす為に既存のネジ穴をふさぎ 枠も補強しました |
ゴムパッキンはこのように仕上がっています |
足元の扉下枠、床が既存の床から5センチほど上がっています |
ドアノブなど締め具については、当面は今までのもので間に合わせ、様子を見ます。
ドアを閉めるのに力を要しますが、そこそこ密閉できてます。
もちろん、廊下には音は漏れますが・・・。
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