2010年9月8日水曜日

収納家具


一ヶ月ほど、暑さの中で格闘していた仕事がこの家具。

箱物は苦手である。部材数が多い。
箱物の為に製材をしていないので、部材の木取りに時間を要する。
さらに、精度を必要とし、ちょっとした間違いが致命傷になるため気が許せない。

なにやら、図書館にありそうなデザイン。
懐かしい。
かって大学の研究室に膨大な量のこうした書棚をデザインしたことがあった。
旭川の家具メーカーで製作し、製品検査で無理を言ってメーカーを困らせた記憶も有る。
勿論、大量に製作したので量産家具ということになる。
だから、製品検査で手直しが出ると大変だったのだ。

物を造るということは、実に大変なことである。

1 件のコメント:

穂卯 さんのコメント...

家具作りも、洋裁も、「物を作る」という意味では全く同じですね。
製図を引き、布を裁ち、着る人の体形に合わせてこまごまと修正をし…
出来上がりを見ただけでは分からない、自分で仕立てない人にはわかならい時間と手がかかっています。
だから、手作りはやめられません。

置く場所さえあれば、私もこういう楽譜棚が欲しいです。