2015年5月17日日曜日

本宮映画劇場

総会の後の食事(カフェ蔵)
日本民家再生協会の「福島県民家の会」の総会が本宮市で行われました。
会場は、古い蔵を保存改修した「カフェ蔵」。
「カフェ蔵」の前で

本宮市は、今まで国道4号を通過するだけでしたから、初めての訪問となります。

総会の前に、大正3年開館の本宮映画劇場を視察。
建設当初は、芝居興行を目的とした木造3階建の劇場・・・近代的意匠が当時注目されたと書かれています・・・うなづけます。
奥行きのある舞台にターンテーブルが仕込まれ、上部には竹の美術バトンなども見ることが出来ます。
ファサードは当時の姿を良く残しています

模型を説明する館主・田村修司さん

こんなに観客が・・・日本のシネマパラダイスだな

現在の客席

現役の映写機

その後、映画館として映画全盛期を支え、今も映画館として生き残った珍しい例だと紹介されています。
築後100年だそうです。

数分の映像を、昔の映写機で鑑賞できました。
フイルムを送る音と機械の油の臭い・・・懐かしい体験でした。
劇場建築の歴史の証人として、映写技術と共に保存されると良いのですが・・・。

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