2009年11月26日木曜日

畑の野菜





野菜は畑で栽培するのですが、都会者はスーパーで収穫します。
そんな我々に、半月ほど前、潤子さんから「畑から野菜持ってって」とありがたいお誘い。
お母さんが丁寧に作った畑に案内までして頂いて、でも寒くて天候の悪い日が続いたので収穫は今日になりました。

小春日和の畑には大根、キャベツ、白菜、チンゲンサイ、長ネギ等を残して頂いていました。
もうすぐ雪になったら収穫が出来ませんから、とは言っても2人ではそんなに食べられません。

白菜は数年前に収穫の手伝いをしたことがありましたが、大根は始めてかも、ほとんどが土から頭を出していますから簡単に抜けます。大根は無防備です。

畑からの収穫体験で改めて大地の偉大さを実感しました。

そろそろ、本格的な冬でしょうか?それにしても暖かい一日でした。

2009年11月25日水曜日

炭焼き




この春、毘沙沢林道の入り口近くに炭焼き小屋が出来ました。
森林の分校の体験施設でも有ります。

夏は暑くて大変ですが今は実に炭焼きの季節。
徳雄さんは若い時に炭焼きをしていました。昔取った杵柄です。
その動きは、今も生き生きとしています。

生木が一昼夜で炭になります。
不思議です。あのように煙を出して燃えているのに、灰にならずに燃料になる?

小屋の後ろ、地面の穴からもくもくと煙が噴出しています。まるで機関車のように。
これは必見ですぞ。

梅の苗木




この秋、只見町の各戸に1本づつの梅の苗木が配られました。
これも町制50周年の記念行事です。

毘沙沢には、私の知る限り5本の苗木が植えられました。
かつての住人がこの地に植えたのが3本、私はなぜか2本植えました。

雪国では、植えたままでは一冬で折れてしまいます。
写真のように養生が必要になります。
これでも根の近くをネズミに食べられて枯れてしまうこともあります。

とはいえ春の楽しみが一つ増えました。
10年もすれば只見町に2,000本の梅の花が綺麗に咲くことでしょう。

家の前の消雪池が出来ました。冬の準備は着々と出来ています。

2009年11月23日月曜日

森林の分校も冬支度





森林の分校に関って3年が経ちました。
この一年は、何も出来ませんでしたのでせめて冬の準備ぐらいは・・・。

窓に板をはめ込み、水槽の仮設屋根を整え、木を囲い、いろいろと。

例年、雪の季節は営業をしていませんでしたが、今年は千恵さんが常駐していますので営業するようです。
このブログを読んで頂いている皆さん、雪の只見も良いですぞ。2月の只見雪まつりの予約はお早めに。
0241-71-9511まで。

冬支度が終わってからのひと時はコミュニケーションの場。

2009年11月22日日曜日

冬の準備




冬将軍の足音が、だんだんと近づいてくるのが分かります。
都会では経験しがたい激しい自然の息づかいをここでは身近に感じることが出来ます。

何時根雪になるか判りませんが、それでもこの地の人達は五感を働かせて感じ取ろうとしています。
そして今日は冬囲い等の普請。公民館の窓をふさぎ、除雪の為に布沢川の脇のガードレールを外し、山菜キノコ採集禁止の看板を手分けして片付けます。

山はすっかり冬の装い。私は、ここ数日冬の準備で忙しくしています。

2009年11月17日火曜日

はなみずき・小学校で歌う




昨年に続いて今年も只見小学校を訪問しました。
そして歌いました。
コーラスの訪問、これを機会に「祖父母参観」と言う行事になりました。
うむ、素晴らしい。

最初は子供達の器楽演奏と合唱、すごくステキでした。

その後、こちらは、おばあさんとおじいさんのコーラス。
そんな中で玄徳先生の独唱「千のかぜになって」は素晴らしいものでした。
子供達に大きな印象を与えたことと思います。
この子達の中に声楽家が生まれるかも、と、校長先生がおっしゃいました。

今日で「はなみずき」の今年の行事は終わります。

2009年11月15日日曜日

芸能発表会




文化祭事業「芸能発表会」この名前もなかなか渋い。

そんな中で私も「はなみずき」で歌いました。

こうした発表内容に対して、古いとか新しいとかの評価は私には出来ないのですが、それでもこれは最近なかなかお目にかかれない。そんな印象を持ちます。

コーラスの他は、謡曲、舞踊、民謡、太鼓、歌謡で埋め尽くされています。
只見町の文化・芸能?はこうした物だけなのかな?

観客はと見ると、やはり若い人、子供は居ません。
お年寄りの世界・・?

私は県外からの移住者ですから実情が分かりませんが、この町に若い人が根付く為にこうした文化事業も、もう少し考え直して良いのではないかと思いました。

小学校の先生とか、中学校の先生とか、高校の先生に運営構成メンバーに参加いただいて。
きらきらとした魅力が加えられると良いですね。

とはいえ、こうした企画・関係者の大変さは重々承知。ご苦労様でした。

2009年11月14日土曜日

青いトマト


そろそろ本格的な冬の気配。
トマト農家は、雪の前にハウスのビニールを取り払います。
一歩間違えると、ハウスそのものを壊してしまう事だって有るからです。

その前に、トマトを片付けます。
トマト農家一年生の松沢さんは多くの青いトマトを残していました。
もったいのですが、時間が有りませんし、売り物にもなりません。

そんなトマトが我が家にも届けられました。ありがたい。
ぴかぴかの青いトマトはしばらく置いて赤くなって食べますが、多くはストーブの上で煮込んで冷凍保存します。

トマト以外にもあちらこちらから声が掛かります。この時期、新鮮な野菜が沢山集ってきます。
本当にありがたいことです。

2009年11月12日木曜日

食卓テーブル




テーブルの仕事は椅子よりは気が楽です。
部材数が少なく、加工も比較的単純な場合が多いからです。
また、接合部が直角に交わる収まりがほとんどで・・・建築に近いのかな。

写真のナラの食卓テーブルは、雪の前に出荷が条件でした。
3枚接ぎで900×2000です。
今日完成しました。でも建物はまだ工事中。

雪の深い場所での製作はこの時期の工程判断に迷います。ひとたび大雪になると春まで出荷が出来なくなるからです。ついつい急ぎます。

テーブルは気が楽とはいえ大きな物になると重たくて移動が大変です。
そろそろ歳だし、小さな物にしたらと女房に言われています。
でも、元が建築屋、やはり存在感のあるものに魅力を感じます。

今年はこの後、もう一枚ケヤキの板を加工します。あ、椅子も有ったんだ。
すみません。来春になりそうです。

2009年11月9日月曜日

morso のストーブ



デンマークのこの鋳物のストーブ、使い始めて15年になろうとしています。
メンテナンスが悪いので気密性能は落ちましたが、それでも遜色有りません。

毎年、寒い季節にはこれが頼り。
火を入れると、写真のように多くのナベとかヤカンが集ってきます。煮物には欠かせません。ガス代が節約できます。

とりあえず薪は確保してあります。環境に優しい、循環可能燃料は精神的に安らかです。

今年天井扇を新たに取り付けました。ゆっくり廻って空気が循環し、足元の暖かさが違うように思います。

2009年11月8日日曜日

只見ごはんまつり




市制50周年最後のイベント「ごはんまつり」が明和地区センターで行われました。

「水田のある風景」写真コンテストの表彰には選ばれませんでしたが、会場で多くの方に見て頂きました。

収穫は、五つ星お米マイスター澁谷梨絵さんのお話、「ストーリー性のあるお米~魚沼神話が崩れる日~」でした。分かりやすく、すがすがしい講演でした。うむ、お米はおくが深い。
澁谷さんは松戸の伊勢丹でお米屋さん「結米屋」を経営しています。

新米ごはん食べ比べでは、我が毘沙沢のコシヒカリも参加しています。
私も8地区の新米を食べ比べましたが、総体として優劣付けがたしと言う印象。
味には大きな差を感じませんでしたが、粘りはその違いに驚き。
今年の毘沙沢米は粘りが不足、そんな印象です。

最後に人気投票1位が公表されました。梁取産のコシヒカリでした。
澁谷さんも言っていました。只見の美味しい水で炊いたご飯はとにかく美味しいのだそうです。
幸せなことです。


   

秋深まる






こんな日に家の中に居るのはもったいない。山を歩けば倒木に平茸が出てる。などと言ってくれるのですが、私の仕事は家具。雪の前に何としても終わらせなくてはいけない仕事があります。あ~もったいない。

トマト農家一年生の松沢さんが「ミニトマトの青いのいるか」と現れます。
長年続けたトマト生産を健康を理由に廃業直前の真さんが今年最後のトマトを届けてくれます。

いよいよ秋も深まりました。
晴れた日の朝は冷え込みます。霜が下りて日が照ると景色は一段と神秘的。

2009年11月4日水曜日

駒止峠




会津田島まで行くためには駒止峠を越えます。
今はトンネルがありますからそんなに標高は高くありません。
それでもこの辺の冬季間通行可能道路では一番雪が深いかもしれません。

今朝の素晴らしい景色をご覧下さい。

田島側の道路脇になぜか巨大かぼちゃが。

2009年11月3日火曜日

ねこ又




雪のおかげで慌しくなりました。テーブル早く仕上げないと。

でも午後は文化祭に出掛けました。富美恵の出展物を引き上げなくてはなりません。
今年は1日だけの文化祭。でも結構人集っていました。知ってる顔も沢山。

編み組コーナーで面白い物を見つけました。「ねこ又」マタタビで出来た猫の玩具。
遊んで最後は食べちゃうんだそうです。

猫のためにこんなに手間の掛かる作業、余裕だな、と一つ買いました。

「水田のある風景」フォトコンテストの投票もしてきました。私も2枚出展しています。
表彰式は11月8日の「ごはんまつり」で行われます。ま、選ばれることは無いでしょうがチョッと楽しみ。

あっという間に白


今年の冬もまた突然来ました。

暖かい秋晴れの日が続いた後に突然。

もちろん本格的な冬にはまだ時間が有ります、と思いたい。
だって、冬の準備はまだ何も出来ていませんし、雪の前に出荷しなくてはいけないテーブルが製作中。
あ~待ってくれ。そんな感じです。

これからしばらく慌しい日が続きそう・・・。

2009年11月2日月曜日

警告




秋の素晴らしい季節に酔いしれていたら、冬将軍の警告が。

明日は只見町の文化祭だというのに自然は容赦なく。

夕方からぐんぐんと気温が下がって、午後4時ごろから白い物が降り出しました。

もちろん覚悟は出来ています。

ストーブに火を入れて、アイスクリームを食べる余裕。
私も雪国に移住して9回目の冬を迎えます。自然はダイナミック、そして容赦無い。